笑顔のキミが好き【百】 12 (ページ43)

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IDOLiSH7結成1周年ページ43

IDOLiSH7結成1周年の日。

仕事の後、帰る準備を整えて、料理をするために早く帰る。
千も手伝ってくれるけど･･･

『百、邪魔。』

「えー？構って～！」

私の周りでウロチョロしている。

ほんとに邪魔。

『これから愛しの万の所に、早めに行く為にじっとしてて。』

「愛しの！？A、バンさんが愛しいの！？オレは！？」

『百は万が愛しいでしょって意味。私はちょっと違う。』

「僕にとっても愛しいよ。･･･出来た。詰めてくね。」

手際よく作ったものを容器に詰めていく千。

「Aがモモの相手をしてたから捗ったよ。」

『いや、違うよね。千が怒ったから私の所に来たんだよね？』

「いいじゃない。彼氏なんでしょ？」

『･･･２人共、設営するんでしょ？差し入れ持って先に行って。』

「でもさ、こんなに料理いらないんじゃない？」

百がテーブルを見ながら言った。

確かにたくさん作っている。
でも全然足りない。

だって、16人分だ。

『百、TRIGGER呼んだよね。事務所にご飯の用意ないから買い出ししてもらおう。』

「え！？マジで！？」

『マジマジ。』

百が慌ててTRIGGERに連絡をした。

ああ、こういう事を素直に言って、そのまま受け入れて貰えるんだ。

結構嬉しいかも･･････

「どういう事？」

『･･････千は、そのまま軍手と料理持って、百と行って。』

「もう出来てるじゃない。一緒に行こう。」

詰めるのを手伝って貰って、結局一緒に小鳥遊事務所に向かった。

「こんばんはー！Re:valeでーす！」

「軍手と差し入れ持って、助っ人とお祝いに来たよ。」

出てきたいおりんと陸が驚いている。

「え！？お姉ちゃんだけじゃないの！？･･･ですか？」

「陸～、Aだけじゃなくてオレ達も呼んで！」

「ええ！？すみません！」

陸の後ろから万が来た。

「･･･！呼んだ事忘れてた！」

私に料理作れって言って、それも忘れたっていうんかい。
薄情･･････。

「結成1周年のお祝いをするんだろう？設営スタッフやれって、万が･･･。んぐぐ･･･。」

ほんとに、千って口押さえられる頻度、高いと思う。

でも今回は千が悪い訳じゃないけどね。
皆のタイミングがずれただけだ。