笑顔のキミが好き【百】 12 (ページ16)

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Twelve Fantasia Tour ②ー3 ページ16

「わー！凄い景色！お姉ちゃん！凄いね！」

紡が可愛い･･････

『つむちゃん、あの床、ガラスだね。』

「わ、本当だ！･･････行く？」

『行ってみようか？』

ニヤリとして紡と手を繋いで行く。

「いいなぁ、女の子同士は堂々と手を繋げて。」

「モモ、僕と繋ごうか？」

「本当！？やった！繋ぐ！」

皆でガラスの床の上に立つと、百の足が震えていて笑った。

百「めっちゃドキドキする！」

『あはは。百、怖い？』

「A、平気なの！？」

『いや、下を見るのは怖いけど、外を見てたら平気。･･･ね？千。』

「僕は平気だよ。」

『へー･･･じゃあ下を見れば？』

「･･････Aは、分かってて言うの、意地悪だよね？」

千とボソボソ喋る。

『百にはカッコつけるよね。』

「カッコつけさせてよ。黙って。」

千は、意外とホラーとか高い所苦手なんだよね。

皆には、まだ内緒だけど。

展望台を降りてショップゾーンへ行くと、百の足がだいぶ震えていた話になった。

「でも、ユキがずっと支えてくれてたから大丈夫。ユキってば、マジジェントルマン！」

「怖がっているモモを放っておかないよ。」

『･･･っふふふ･･･。』

思わず笑うと、千に睨まれた。

一「千さんは怖くなかったんですか？ずっと外ばかり見てましたが。」

「うん、外の景色を楽しんでたんだよ。」

『･･･っあははははは･･････っ』

堪えきれなくて爆笑すると、千が真っ赤な顔して私の片頬をつねる。

「A･･･っ！」

『あひゃひゃ･･･痛い痛い。だって面白･･････っ』

千と私がそうしてる間、百は惚れ直しちゃったと嬉しそうだ。
いおりんが吊り橋効果の説明をしている。

「オレ、ユキとヤスと一緒にレッスンしてる！ライブも一緒にいるし！」

百が言うと、千は私の頬から手を離して私を見て言った。

「ということは、僕とモモとヤスが恋に落ちるのは必然だったんだね。」

『今、巻き込まないで。』

「ユキ･･･！」

「･･･モモ！」

百「ヤ･･･。･･･はぁ。」

『ちょっと！人を見てため息つかないで！』

ヒドイ！
今日は紡もいるから問題にならないだろうし、ヤスじゃない方がいいって言ったのに！

「だってAだと外でラブラブ出来ないんだもん。」

『どっちでもダメ！』

ナギが紡を口説き始めたので止める。
その後帰る時に百に言われた。

「そういやさ、明後日の日曜のバーベキュー、メンバー決まったよ！」

私と千は見合った。