笑顔のキミが好き【百】 12 (ページ15)

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Twelve Fantasia Tour ②ー2 ページ15

初めは東京公演。

「あのさ、ライブメンバー皆でご当地のスポット行ったりしない？」

「七瀬さん。このハードスケジュールで、そんなにホイホイ行けません。オフもそれぞれ違いますし。」

百「じゃあオフの子達だけで行こう。明日行こう！楽しそう！」

千「じゃあ東京と言えば？」

皆が顔を見合わした。
一斉にソライロタワーだと言った。

【そういや、そろそろIDOLiSH7の結成1周年だな･･･】

スケジュール帳を見る。

全国ツアーが決まったら、すぐにいっぱいになった。
“A”の仕事はMissionだけだから負担はない。

百「明日オフなのって誰？」

『Re:vale全員休みだね。百だけ夜に仕事だけど。』

「こちらは私と六弥さんですね。」

天「TRIGGERは全員仕事だよ。」

あとは紡がいたはず。

『つむちゃん！行こう！』

言うと紡は驚いていた。

「えぇ？でも明日お仕事の方がいらっしゃるので･･･」

「行っておいでよ！オレたちの分もお姉ちゃんと楽しんできて！」

紡は迷った挙げ句、笑顔で頷いた。

「･･･はい！」

・

千「高いね。」

百「なんてったって、東京一高いタワーだからね！一織とナギは来たことある？」

一「中に入ったことはないです。」

「東京ソライロタワーを爆破から守ったこと、ありますよ。」

「またその話ですか。ソライロタワーを見るたびにその話しますね。」

いおりんが呆れたように言った。

百「ノースメイアジョーク、中々ビッグでいいね！本当に東京の平和を守ったんなら、ナギはスーパーヒーローだね！」

「OH･･･シンジツですのに。」

『本当だねぇ･･･』

先に行く皆を見ながらナギと歩く。

「Aは信じてくれるのですか？」

『信じるっていうか･･･』

知ってるからなぁ･･･

『たまちゃんが嘘つくと思えないもん。ヤマさんも、こういう事で冗談言うタイプじゃないしね。』

「ワタシは？」

『ナギはあまり交流がないから分からない。ごめん。』

するとナギは、正直ですねと笑った。

『でも皆を大事にしてるナギは好きだよ。格好いいのも知ってる。見た目じゃなくてね？』

「OH･･･ミスターモモからのりかえますか？」

『それはないかな。王子様相手は大変だからなぁ。私はアニメも好きだけど、ここなちゃんじゃないんだよねぇ。』

少し冗談っぽく言うと、ナギは目を大きくした後すぐに「残念ですね。」と笑って言った。

「お姉ちゃん！展望台行こう！」

紡に呼ばれて急いで走った。