こけら落とし ページ45
舞台袖で百と千が話している。
たまに千にチクチク、万の事を黙ってた･･･と言われて苦笑いした。
IDOLiSH7とTRIGGERがステージに立ってユニット曲を歌った後、Re:valeのメドレーをやった。
会場中が盛り上がる。
「･･･っ、あはは！なんだよ、もう･･･。こんなサプライズ、泣けてきちゃうじゃんか･･･っ！」
「･･･モモに向けたメッセージだ。」
「え･･･？」
「僕たちの歌には、僕たちの5年間の思い出が詰まってる。」
デビュー曲、ヒットソング、ドラマ主題歌、CMの歌、レギュラー番組の主題歌、陸上大会のテーマに選ばれた曲、憧れたアーティストに貰った曲。
「Re:valeはずっと、モモとヤスと僕でやってきた。僕たちの後ろで弾くのはヤスだけだ。隣はモモ、君だけだよ。」
「･･･ユキ･･･。」
スタッフにスタンバイとテープがいるかを聞かれた。
『歌える？』
「必要ないよ。歌えるだろ、モモ。ヤスと帰ってきた時、スッキリしてた顔をしてたよ？」
百と目が合って、お互いに照れた。
「･･･っ、うん･･･。歌える･･･！オレ、歌えます！」
【！！】
「じゃあヤスさんからスタンバイお願いします！」
『･･･っはい･･･！』
歌えるって言った。
百が、歌えるって言った。
さっき歌えなかったのに。
【やだ、泣きそう･･････】
まだ、これからステージなんだから。
ヤスなんだから。
目を閉じて、切り替える。
『じゃあ先に行ってきます！』
百と千に手を上げて言うと、百と千はお互いを見合って笑った。
２人共私の手にパンッとハイタッチをしてきた。
千「よし、３人で行こう！」
百「うん！」
『もう、仕方ないなぁ･･･。』
「「だって３人でRe:valeでしょ？」」
いつだって、私が喜ぶ言葉をくれる。
手を差し伸べる２人に手を伸ばして、頷きながら３人でステージに上がった。
・
Re:valeの５周年記念は大成功に終わった。
小鳥遊事務所で打ち上げ二次会をする事になった。
おかりんに送って貰いながらメイクを外すと、百と千に驚かれた。
「え？何で取るの？まだマネ子ちゃんやIDOLiSH7がいるよ？」
「正体知ってるのは、TRIGGERたちと万と小鳥遊社長だけでしょ？」
『もう、皆知ってるよ？』
おかりんは頷いて笑った。
千「え？いつ？何でおかりん知ってるの？」
「あ！分かった！合同練習最終日！」
『正解！その時に百と付き合ってるのも楽が口を滑らせた。』
百が嬉しそうに、楽偉い！と言った。
･･･偉いの？
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ミズ ミズ(プロフ) - 巫リオネさん» いつもありがとうございます！公開しました！教えていただきありがとうございました！ (2019年4月13日 9時) (
レス) id: 9f5e9cb3e5 (このIDを非表示/違反報告)
巫リオネ(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝読させて頂いております！登場人物みんな可愛くてかっこいいです…！これからも応援してます！あと補足なんですが…それぞれの反応2が公開されていないみたいです…… (2019年4月13日 7時) (レス) id: e609e440af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年4月6日 12時
