純粋な意味 ページ4
バレンタイン前日。
今年は夕方からオフで、百からのお誘いで千の家へ。
その前にアイナナ寮に行く。
玄関で、いおりんに渡した。
『みんな、いないの？』
「いえ。手が離せないだけです。二階堂さんと七瀬さんと逢坂さんは外出中ですが、一緒に祝われますか？」
ヤマさんの誕生日サプライズの為に外出させてるらしい。
「本当はマネージャーと一緒に全員で焼肉の予定だったのですが、マネージャーが仕事で手が放せなくなってしまいまして･･･急遽飾り付けをしているんです。」
ああ･･･焼肉。
【みっちゃんが企んだやつだ。】
『焼肉いいね。オフだったら行きたいから誘ってくれる？』
その時に、紡とのラビチャの話聞こう♪
記憶通りかどうか分からないけど楽しそう。
「分かりました。ではこちらはお預かりします。ヤスさんにもお礼をお伝え下さい。」
『うん。じゃあね！飾り付け頑張って！』
いおりんに手を振って小鳥遊事務所へ行く。
おじさんと紡と万にあげて、千の家へ向かった。
「A！」
呼ばれて周りを見渡すと、誰もいなくて不思議に思ってると、車！という声が聞こえて道路を見た。
帽子にサングラスをかけている百が、車窓を開けていた。
周りを見て近寄る。
「乗って。」
言われて後部座席を開けようとすると、助手席！って頬を膨らますから、笑って助手席に座った。
百が車を発進させた。
「今日は、Aなんだね。ヤスで来るかと思ってた。」
『うん。アイナナ寮と小鳥遊事務所に寄ったから。ヤスでも良かったけど、恐縮しちゃうでしょ？』
「ああ、そっか。プライベートじゃヤスは会ってないね。」
『そうそう。百はよく分かったね、私、変装してるけど。』
髪の毛を全部帽子に入れて、さらにマスクしてる。
赤信号で止まってから百が私を向いて、笑って言った。
「オレが分からないわけないじゃん。」
ドキッとする。
照れる･･･
恥ずかしくなって前を向いた。
百がまた運転を始めると、百を見る。
運転してる百も格好いい。
ちょっといつもの明るくておちゃらけた百と違って大人っぽい。
「着いたよ。ジッと見られてると恥ずかしいんだけど･･････」
駐車場に止めて、百が顔を赤らめた。
『あ、ごめん･･･』
こっちまで照れた。
ドアノブに手をかけようとすると、止められて振り返るとキスがおりてくる。
「･･･見惚れた？」
至近距離で嬉しそうに言われる。
『･･･うん。』
今度は、どちらからともなく深く口づけた。
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ミズ ミズ(プロフ) - 巫リオネさん» いつもありがとうございます！公開しました！教えていただきありがとうございました！ (2019年4月13日 9時) (
レス) id: 9f5e9cb3e5 (このIDを非表示/違反報告)
巫リオネ(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝読させて頂いております！登場人物みんな可愛くてかっこいいです…！これからも応援してます！あと補足なんですが…それぞれの反応2が公開されていないみたいです…… (2019年4月13日 7時) (レス) id: e609e440af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年4月6日 12時
