借り物の幸せ 7 ページ29
偽物のRe:vale・・・・・・
【まだ、そう思ってるんだ・・・・・・】
まだ歌えないのは知ってる。
偽物だと思ってるのは変わらないんだ。
だから歌えないの?
『百は、本物のRe:valeだよ?前も言ったよね?』
「・・・・・・違うよ。偽物はどんなに頑張っても、本物にはなれない。Aとユキとバンさんが本物だよ。」
万に言われないとダメなんだ。
私じゃ、心に響かない。
恋愛感情や同情で言ってると思われてる。
想いを伝えるって、なんて難しいんだろう。
万が言ってた、それに見合った時期。
それがいかに大事かが身にしみる。
メイクを終えて収録をするけど、やっぱり百は歌えなかった。
「・・・何が悪いんだろう・・・」
陸「千さんの事、まだ信用できませんか・・・?」
「信用してるつもりだよ・・・」
百は、千の取り乱した姿が見れないのを言った。
【見合った時期・・・・・・少しでも早く解決できればいい。】
千や万だけじゃない。
私の気持ちを百に分かってもらうには、どうすればいいんだろう・・・・・・
結局、想いを伝える手段に答えが出ないまま、付き合っていく答えだけを出してお互いに納得した。
・
カレンダーを見る。
ナギの会見も終わった。
こけら落としまで、もうすぐだ。
その前に・・・
【私に出来る事・・・】
万が言ってた。
順序を守ればいい。
そのためには何が必要か、ちゃんと把握しないといけない。
日記帳を読みながら、順序を確認する。
千へのドッキリの為に必要な事。
旧Re:valeの話・・・・・・
いつなら言っていいかな。
・・・・・・おかりんにだけは、相談しよう。
まずはそれからだ。
【もうホワイトデーになるのに、それどころじゃなくなっちゃったな・・・】
ホワイトデーか・・・
【!!】
『・・・・・・伝わるかな?分からないけど・・・』
何もしないよりマシだ。
スマホで検索する。
これで伝わらなかったら、また考えよう。
次は、おかりんにラビチャ。
『陸にも・・・・・・ヤマさん・・・・・・』
出来る事は全部やろう。
未来を知ってるからこそ、順序は分かる。
今の立場だからこそ、出来る事がある。
例え、記憶通りにしか進まなくても、私というイレギュラーがあるから、やらなきゃいけないことが増えた。
取り敢えず、うまく行きますように。
いっぱい、百と千に救われた。守られてきた。
今度は、私が返す番だ。
そう思いながら、おかりんの返事を読んで、また返した。
366人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 巫リオネさん» いつもありがとうございます!公開しました!教えていただきありがとうございました! (2019年4月13日 9時) (レス) id: 9f5e9cb3e5 (このIDを非表示/違反報告)
巫リオネ(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝読させて頂いております!登場人物みんな可愛くてかっこいいです…!これからも応援してます!あと補足なんですが…それぞれの反応2が公開されていないみたいです…… (2019年4月13日 7時) (レス) id: e609e440af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miz | 作成日時:2019年4月6日 12時