こけら落とし打ち上げ 3 ページ48
たまちゃんと一緒にビクッとして見ると、百だった。
「A！ユキが構ってくれない！構って！」
なにこの駄々っ子。
ヤキモチ通り越して呆れた。
『へー。二番手なんですね。』
「えっ？ヤキモチ？･･･っかわいい！」
百が嬉しそうにギュッと抱きついてきた。
「おお、ももりん、大胆！･･････うわ。」
うわ？
と思って、たまちゃんの視線の先を見ると、おじさんが無表情で凄んでいる。
「百くん、誰に断って僕の娘に抱きついているのかな？」
「えっ？娘？？」
百が、パッと私から離れた。
でも意味が分からないような顔をしている。
まぁ、そりゃそうだわな。
『保護者期間は終わりましたよ、おじさん。』
「いいの。いつまでたっても娘役して。」
「もう、お父さん。お姉ちゃん困ってるでしょ。止めてね。」
紡が助けてくれた。
ここで紡が助けにこなかったら、大変な事になってた気がするわ。
『写真撮るのは成功したの？』
「うん。でもバンさんばっかり！モモちゃんというものがありながら！」
･･･この会話じゃ面白くない。
『へー。じゃあ私が万と仲良くするから千とイチャイチャすれば？』
言って、席を立った。
百を見ると、すんごい目を丸くして固まっている。
可愛くない事を言った自覚はある。
でも、そこまで驚く事？
『ねぇ、万が千を取ってるせいで、百が妬いてるんだっ･･････て･･･』
言いながら万の隣に座ろうとすると、腕を上に引っ張られた。
『･･･百？』
百が真剣な顔で何かを言おうとすると、ヤマさんが、百のグラスにカードが入ってると言う。
百は急いでグラスのカードを取った。
「･･････僕の歌を、歌ってくれてありがとう･･･。･･･ゼロ･･･。」
そこにいた全員が叫ぶ。
口々に驚きの言葉を発した。
ゼロの格好をした人は偽物だと言う事で話はついた。
【天と私は知ってるけどね･･･あれが誰か。】
打ち上げの帰り、IDOLiSH7と百と一緒に帰っていた。
IDOLiSH7の皆が私を送ると言ったのに、百が「一緒にいたい」と言って付いてきた。
『さっき、何を言おうとしたの？私の腕、引っ張った時。』
聞くと、百と目が合った。
百は照れたように言った。
「凄くヤキモチ妬いてくれてびっくりしたし、嬉しかった。･･････イチャイチャするなら、Aがいい。」
百が物凄く嬉しそうに笑うから、こっちも嬉しくなるけど、ヤキモチの事を言われるのは恥ずかしくて、前を歩く皆に視線をやった。
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ミズ ミズ(プロフ) - 巫リオネさん» いつもありがとうございます！公開しました！教えていただきありがとうございました！ (2019年4月13日 9時) (
レス) id: 9f5e9cb3e5 (このIDを非表示/違反報告)
巫リオネ(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝読させて頂いております！登場人物みんな可愛くてかっこいいです…！これからも応援してます！あと補足なんですが…それぞれの反応2が公開されていないみたいです…… (2019年4月13日 7時) (レス) id: e609e440af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年4月6日 12時
