盗作 ページ7
『あれ？散らかってない。』
百の家に入ると、ちゃんと片付けがされてあった。
「いや、だって･･･今日連れてくるつもりだったし･･･」
『え･･･』
来る？って聞いておきながら、既に連れてくる予定って！！
途端に真っ赤になる私に、百はニヤリとして近づく。
「･･････期待した？」
うわ、超ムカつく！！
『トラウマ克服してないから、ないでしょ！？』
「服着たままでも出来るでしょ？」
『服･･････っ』
【着･･･着たまま！？】
ボンッと顔に熱が集まる。
百が私の顔に触れた。
軽くパニック状態。
え？
え？
ホントにするの？？
嫌じゃない。
嫌じゃないけど･･･
そりゃ、付き合ってだいぶ経ってるけど･･･
近づく百の顔に、ぎゅっと目をつぶる。
半分泣きそうな程に、緊張する。
唇が重なってチュッとリップ音がして、百が離れた。
目を開けると、私を見て微笑んでる。
何もしてこない。
【？】
『百･･･？』
「言ったでしょ。話があるって。」
百は私から離れると、棚から一枚のCDを出して持ってきた。
テーブルに置く。
「一つは、これ。」
TRIGGERのCDだ。
【NATSU☆しようぜ！･･････か。】
百は気づいているのか。
『他にも、何かあるの？』
「あと一つあるけど、これ終わってから話す。」
ソファーに２人で座った。
「これ、日向さんの曲じゃないね？」
『何で？』
「ユキが、IDOLiSH7の曲を聴いた時と同じ事を言った。･･･ゼロを意識したのかって。同じ事を思ったから天と話し合ってたんじゃないの？」
話すしかないか。
百は確信を持って言ってる気がする。
頭の良い人の側にいるって、大変だな。
『天は確信は持ってないし、がっくんと龍ちゃんに至っては気づいてもいない。天とは確かに、この話をしてた。でもメンバーを傷つけたくないし、確信を持ってないから言えないって言ってたよ。』
「Aも、ユキと同じ様に思ってるの？ゼロを意識したって。」
『違う。私はこれが盗作だって知ってるの。』
真っ直ぐ百を見て言うと、百は少し険しそうな顔をした。
「どういう事？」
『私が居候してた家は知ってるよね？』
「小鳥遊さんち？」
『IDOLiSH7の事務所社長なの。』
これは少し驚いたみたいだ。
目を丸くしている。
『IDOLiSH7のデビュー曲の予定だったんだよ。あの子達とは仲良くさせて貰ってるし。』
「だからIDOLiSH7のデビュー会見、泣いてたのか。」
百の言葉に頷いた。
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ミズ ミズ(プロフ) - 璃堵さん» いつも読んで頂いてありがとうございます！＆教えてくれてありがとうございます！直しちゃいました。すごく今更ですが（汗） (2020年7月20日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
璃堵(プロフ) - ストーリーにちゃんとハマってて、めっちゃ面白くて、めっちゃ好きです！！最後の話のがっくんが天にぃに九条紹介しろって言ってるところらへんで、ブラホワがフラホワになってました。揚げ足取ってごめんなさいm(__)m (2020年7月19日 23時) (レス) id: 252f69f9ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年3月27日 7時
