１人で作曲 4 〜百side〜 ページ22
Aが初めて１人で作った曲。
聴きたいって言ったら弾いてくれた。
低い音の中にリズムよく入るベースの曲。
リズムがいいのに、全体的に暗い。
時々明るい音が入るのに、また暗い。
まるで、オレの浮き沈みする心のようだ。
バンさんの事を考えると嬉しいはずなのに苦しくなって、ユキの事を想うと、わーっ好き！ってなるのに切なくなる。
Aの事を考えると心が温かくなって、ドキドキして浮かれた気分になるのに、傷を思うと怖くなって悲しくなる。
うの奥がキュウッと締め付けられる。
気付けば頬に伝うものを感じるけど、拭う動作をするのも勿体ない気がして、そのまま聴く。
サビの部分に入ると、逆に明るめの曲に暗い音が混じって、色々なものを抜け出せる様な感覚に陥る。
【すごい･･･よく分かんないけど凄い･･････】
きっと、この俺の葛藤は消化できるよと言われているような気がした。
歌詞なんてついてないのに。
終わってもしばらく余韻に浸っていた。
ユキに話しかけられて我に返る。
Aとユキの言い合いに笑う。
ユキも曲のイメージが既に出来ているという。
５周年記念の曲。
いつもなら、５周年という言葉に少しだけ不安を感じたりもするけど、今は気にならなかった。
ユキからの好意も感じる。
Aもオレを好きでいてくれる。
出来るなら、Re:valeでいれたら。
ちょっとだけ、そんな事を思ってしまった。
・
IDOLiSH7がダグラス・ルートバンクの前座をすると聞いた。
「えー？ダグラス、行ったの？事務所に？」
『うん。陸と三月からラビチャが来て、だいぶ興奮してた。その後で一織と大和から、２人のラビチャがまとまってないから謝罪の連絡来たよ。』
Aが楽屋でヤスのメイクをしながら笑って話してくれた。
ヤスの時は、IDOLiSH7のメンバーの名前を呼び捨てにする。
Aの時は愛称なのは、オンオフをしっかりするためだろう。
「へぇ、モモでさえ知らない情報だね。」
「ダグラスが前座どうしようかってウキウキしてたのは知ってるけどさ、やるじゃん。IDOLiSH7。BorWで観れるの楽しみ！！」
『ダグラスさん、フレンドリーだもんね。百も仲良いし。』
「モモちゃんは誰とでも仲良く楽しくがモットーですから！」
ニコニコして言うと、ユキもAも微笑んだ。
その後ユキの誕生日はAの家で３人でお泊まりする話をしてから収録現場に向かった。
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ミズ ミズ(プロフ) - 璃堵さん» いつも読んで頂いてありがとうございます！＆教えてくれてありがとうございます！直しちゃいました。すごく今更ですが（汗） (2020年7月20日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
璃堵(プロフ) - ストーリーにちゃんとハマってて、めっちゃ面白くて、めっちゃ好きです！！最後の話のがっくんが天にぃに九条紹介しろって言ってるところらへんで、ブラホワがフラホワになってました。揚げ足取ってごめんなさいm(__)m (2020年7月19日 23時) (レス) id: 252f69f9ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年3月27日 7時
