１人で作曲 3 ページ20
『あー･･･まだちょっと気になるところがあるっていうか、聴かせられない物だよ。』
「ふーん？でも結構かいてるけど。･･････聴きたいって言ったら弾いてくれる？」
『ええ！？いや、本当に拙くて･･･』
「ユキは途中のは聴かせてくれないけどさ、Aのも気になるところがあるって言うなら、一応完成してるんでしょ？聴かせて。」
百はそう言って、エレクトーンに楽譜を置いて、横に座ってしまった。
『えー？』
「オレの誕生日プレゼントだと思って！」
笑顔でそう言われては仕方ない。
諦めて椅子に座る。
めっちゃドキドキする。
うわー･･･恥ずかしいな。
人様に聴かせられるレベルなのかなコレ。
大きく深呼吸して、さっきの気持ちを思い出して、鍵盤に指を滑らせた。
弾き終わると、いつの間にか千がドアの所にいて、何故か百の頬に涙が流れていた。
『･･････え？』
「うん、いいんじゃない？暗くて重い曲調からの、明るい変化のついた曲。ドラマとかで使われそうなイメージだけど、歌詞もつけやすそう。ね、モモ。」
声をかけられて百は慌てて頬を拭った。
「あ！うん！めっちゃ良かった！Aも天才！泣いちゃった！」
『ほ･･･ホント？』
「細かいところは手直しいるかもしれないけど、初めてにしては上出来。さすが僕の近くにいただけあるね。」
『千のおかげじゃないでしょ！』
「僕のおかげ。感謝して。」
『何言ってんの！千に教えてもらった事なんてないから！その自信どこから来るの！』
「自信あって当然でしょう？」
言い合っていると百がケラケラ笑った。
一緒になって千も私も笑う。
百「じゃあ寝ようか！」
『うん。直しはまた今度。千のメインの曲を作る方が先だもんね。』
「うん。でも大体はイメージが決まっているんだ。後は曲にするだけ。」
「へぇ！楽しみ！」
【イメージ･･････万か。】
『じゃあ千の作詞作曲と私の作詞と曲の手直しだね。』
今後の予定が決まってからお風呂に入ってから寝た。
SILVER SKY ･･････万の色だ。
百は気づいて言わないのかな？
意味と歌詞。
あの曲を弾けるのは楽しみだ。
でも･･････
“2年後の後も、そばにいてくれる？”
付き合う事が決まってから、不安そうに言った百の言葉。
【大丈夫。今も気持ちは変わらないよ。】
“ずっと、そばにいさせて･･････”
そっと目を閉じて、眠った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 390人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 璃堵さん» いつも読んで頂いてありがとうございます！＆教えてくれてありがとうございます！直しちゃいました。すごく今更ですが（汗） (2020年7月20日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
璃堵(プロフ) - ストーリーにちゃんとハマってて、めっちゃ面白くて、めっちゃ好きです！！最後の話のがっくんが天にぃに九条紹介しろって言ってるところらへんで、ブラホワがフラホワになってました。揚げ足取ってごめんなさいm(__)m (2020年7月19日 23時) (レス) id: 252f69f9ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miz | 作成日時：2019年3月27日 7時
