突然のオファー ページ14
サウンドシップは、前世の記憶通りになった。
代わりに百が凹んでた。
TRIGGERを傷つけた。
TRIGGERのファンを傷つけたって、辛そうに言った。
辛くないわけない。
千にも話をすると、盗作は許せるものじゃないから、これでいいんだと言った。
作る側の気持ちは痛いほどよく分かる。
千は曲を生み出すのに全身全霊をかけて、自分の中で戦って絞り出して作っているから、余計に思うんだろう。
百の落ち込んだ気持ちを救ったのは千だった。
百は少し気持ちが軽くなったみたいで、安心した。
・
『え？主役の恋人役？』
「はい。主人公を追う女記者です。ラブストーリーです。受けますか？」
事務所でおかりんと話をしていた。
久しぶりの恋愛ドラマだ。
しかも主役の相手役なんて千以来だ。
「主人公が暗くて重いので是非、Aさんにやって頂きたいそうです。相手役だけずっと決まらなくて、もう収録は始まってるんですが、相手役がいるシーン以外から収録しているそうです。」
『それ断れないやつでしょ。何で聞いちゃったの。』
百「泣きつかれたんだよね〜おかりん。」
横から突然百が口を挟んできた。
･･･ちょっと怒ってる？
「主人公の癒やしの対象になれるイメージの人がいないって言ってたんです。綺麗ではダメ。お笑い系でもダメ。女優で、大衆に近いイメージの方が中々浮かばなかったそうです。だいぶ前の千くんとのラブストーリーのドラマを見て、Aさんにオファーが来たんです。」
「オレは反対。･･････でも、Aは受けちゃうでしょ？」
【反対･･･？いつも人を率先して助けようとする百が？】
信じられなくて百を見ると、目が合って逸らされる。
何で？
千「相手が大和くんだからでしょう。どの程度のラブシーンがあるのか分からない。」
『ヤマさん？もしかして･･････ネメシス？』
「あ、ご存知なんですね。」
「大和くんに聞いた？」
『あー、いや、IDOLiSH7の他のメンバーに･･･』
聞いてない。
記憶で知ってるだけだ。
サウンドシップ前に、ヤマさんには話がいったはず。
つまり、これだけ経ってるのに相手役が決まらないのは相当だ。
本来ありえない。
百を見ると、悲しそうな顔をしている。
でも･･････仕事だよね。
“皆良いものが作りたい”
そう言ったのは百だ。
天もきっと、こういう状況でも受けるはず。
『おかりん、スケジュール的に大丈夫なら受けるよ。』
真っ直ぐおかりんを見て、言った。
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ミズ ミズ(プロフ) - 璃堵さん» いつも読んで頂いてありがとうございます！＆教えてくれてありがとうございます！直しちゃいました。すごく今更ですが（汗） (2020年7月20日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
璃堵(プロフ) - ストーリーにちゃんとハマってて、めっちゃ面白くて、めっちゃ好きです！！最後の話のがっくんが天にぃに九条紹介しろって言ってるところらへんで、ブラホワがフラホワになってました。揚げ足取ってごめんなさいm(__)m (2020年7月19日 23時) (レス) id: 252f69f9ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年3月27日 7時
