TRG学園視聴 3 ページ13
ここは高い音を入れた方がいいとか考えながら食事していると、千がピクルスを食べている音がいいと百が言った。
『ああ、普通に食べてるんじゃないね。曲に合わせてる。』
「うんうん。こういうの好き！ユキ天才！」
『だよね！高音が欲しいって思った所、結構あるんだよ。後で弾いて良い？』
「･･･そうか。意識してなかったけど。じゃあ後で弾いて。」
ここはこうしようと思ってたのを言ってみると、意外にも千があっさり受け入れるから、ちょっと吃驚した。
ないわけじゃないけど音楽に関しては結構頑固な所もあるから、相当煮詰まってたのかなと思った。
「あ！曲止めてもいい？そろそろだし行儀悪いけど、食べながら観よう！」
TRG学園が始まる時間だ。
いいよと千と一緒に言うと、パソコンでWeb番組を表示させる。
ほどなくしてTRG学園が始まった。
内容を知っていても面白かった。
背景の方も知ってるからかな？
だから何倍にも楽しめる。
見終わって、面白かったねと言いながら片付けをする。
千がお風呂に入っている時に百が言った。
「あの子達、サウンドシップに出るんだ。局の社長さんと話して聞いた。」
【局の社長さん･･･がっくんパパと揉める人だ。】
『そう。他になんか言ってた？』
「盗作疑惑がある曲を流すのに迷ってた。だからTRIGGERには違う曲でお願いするかもって言ってた。」
『喋ったの？』
嫌な感じに心臓が鳴った。
「Aが言った事は言ってない。オレが思うことだけ言った。」
これは、もしかして、百と話をした事によって元々の出来事に近い状態になっているのかな？
違う曲でお願いすれば、がっくんパパは嫌がるだろう。
だから揉める。
『私と話をしなくても、そうした？』
百は不思議そうに首を傾げた。
「え？いや、それは分かんない。Aと話したから言えたのかも？でも、そんなもしもは存在しないよ？」
【存在するんだけどな･･･】
とりあえず、大きく運命が変わることはなさそうだ。
TRIGGERの３人には、辛い想いをさせてしまうけど。
ファンを想う気持ちは解る。
Re:valeがここまで登り詰めたのは、百や千、おかりんだけじゃない。
所々にスタッフやファン、支えてくれる人達もいるからRe:valeを続けられる。
だからこそTRIGGERやIDOLiSH7も、辛い曲で終わらずに明るい思い出に変えられる為に、未来の夏の島音楽祭に向けて、やっていくしかない。
『違う曲、歌えるといいね、TRIGGER。』
百は少し悲しげに頷いた。
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ミズ ミズ(プロフ) - 璃堵さん» いつも読んで頂いてありがとうございます！＆教えてくれてありがとうございます！直しちゃいました。すごく今更ですが（汗） (2020年7月20日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
璃堵(プロフ) - ストーリーにちゃんとハマってて、めっちゃ面白くて、めっちゃ好きです！！最後の話のがっくんが天にぃに九条紹介しろって言ってるところらへんで、ブラホワがフラホワになってました。揚げ足取ってごめんなさいm(__)m (2020年7月19日 23時) (レス) id: 252f69f9ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年3月27日 7時
