スペシャルミッション後 2 ページ48
･････････甘かった。
今、千はお風呂に入っている。
私と百は順番に入り終わった。
目の前にはニコニコしている百。
『百。膝枕じゃ･･･』
「あぁ言えばユキは納得するでしょ？」
【怖い･･････】
「早くしないとユキが出てきちゃうよ？」
いやまぁ、そうなんだけど！！
恥ずかしい！
自分からした事なんてないもん！！
頭を抱えて悶える。
百の方なんて向けない。
「オレさ･･･」
顔を上げるものの、百の方には向けない。
でも少しだけ目の端に百の姿を捉える。
「オレ、Aがヤキモチ妬いてくれたの知った時、想像すらしたことなかった。オレが妬くのが当たり前で相手はAさんなんだから、それが自然だって思ってた。」
ゆっくり百の方へ顔を向ける。
視線が合ったら、微笑まれた。
「だからヤキモチ妬いてくれたの知って、オレ、Aに想われてるって実感して凄く嬉しくて、迫っても嫌がられないかなとか、変に自信持ったり･･･いや、迫ったことあるけど。でも･･･だから、Aからキスして欲しいって言ってもいいのかなって思って･･･オレでいいのかって思う時、意外とあるし。」
百が恥ずかしそうに視線を逸らす。
百の気持ちが素直に伝わって、心が温かくなった。
百の前に座る。
『私も、私でいいかなと思うよ。可愛くないし、よくケンカするし。･･･傷痕あるし。百が尊敬する程、できた人間じゃないよ。いつだって千と同じように、百には対等でいてほしいと思ってるよ。』
「･･････Aがいいよ、オレ。」
『うん。･･･私も、百がいい。』
2人で微笑み合う。
「ん。して？」
百が目を瞑る。
【うぅ･･･】
初めてのキスみたいに緊張する。
泣きそう。
ゆっくり顔を近づけて、軽く触れたらすぐ離した。
【もー無理ーー！！】
「え？ちょっと！したうちに入んない！」
『無理、無理、無理、無理！！』
沸騰する！！
ソファの上で、膝で顔を隠す。
百が隣に座ってきた。
「耳、真っ赤だよ？」
『うるさい！』
「あはは。かわいい。」
『可愛くない！』
「かわいいよ！ね、ユキ！」
千？
顔をあげると、お風呂からあがった千が頷いた。
「僕、寝るよ？明日、仕事の後に行くんでしょ？八乙女事務所。」
「うん！Aも行く？行ける？」
『あぁ、ヤスね･･･いいよ。仕事の後ね。』
３人でお休みと言い合って、それぞれ眠る。
朝一には合同のオファーを出す。
TRIGGERの許可がおりたらTOP会談だ。
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ミズ ミズ(プロフ) - 璃堵さん» いつも読んで頂いてありがとうございます！＆教えてくれてありがとうございます！直しちゃいました。すごく今更ですが（汗） (2020年7月20日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
璃堵(プロフ) - ストーリーにちゃんとハマってて、めっちゃ面白くて、めっちゃ好きです！！最後の話のがっくんが天にぃに九条紹介しろって言ってるところらへんで、ブラホワがフラホワになってました。揚げ足取ってごめんなさいm(__)m (2020年7月19日 23時) (レス) id: 252f69f9ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年3月27日 7時
