31 〜大和side〜 ページ8
仕事がたくさん入った。
それもあって、ミツに文句を言われながらAの家へ行く。
夕飯食わねえって言って出てきたからな･･･
Aが作ってくれた夕飯を食べながら話す。
『良かったね。動画結構あがってるもんね〜･･･』
「野外ライブ、この日なんだけど来るか？」
『でもチケット完売するよ？夜はオフだけど、私の分ないでしょ？関係者席とかは聞かないとダメだけど。』
ん？
思わず俺の笑顔が凍りついた。
「ははは、またまたー･･･いくら占い得意だからって、そりゃないでしょ。」
『3000人でしょ？占いじゃなくたって分かるよ。私を誰だと思ってんの？』
Aが当然の顔して言う。
「誰って･･･A？」
キョトンとして言うと、Aは箸を置いてニヤリと笑った。
『天下のRe:valeだよ。』
呆気にとられていると、Aはまた箸を持って食事する。
【なんかちょっと怖かったかも･･･】
普段はAの姿で会うことが多いから時々忘れるけど、ヤスだった。
最近照れる表情がギャップがあってかわいいと言われ始めている。
百さんと千さんに迫られると困ったような顔で赤くなる。
ヤスなのに、ムカついた。
同じように迫ると、もっと顔を赤くしたから満足した。
本当にコイツは、近くにいるようでいて、遠いところにいるなぁと思いながら煮物に箸を伸ばした。
・
「え？お姉ちゃんが見たいって？いいですよ。じゃあ私がお姉ちゃんに渡しておきますね。大和さんありがとうございます！」
マネージャーに、Aがライブを見たいと言ってる事を伝えると、そう言ってくれた。
「でも私に言ってくれればいいのに。もうお姉ちゃんってば･･･」
ギクッとして言う。
「本の貸し借りするついでにさ、その話になったんだわ。まさか開始3分で完売するとは思わなかったけどな。」
「そうなんですね。」
何とかごまかせた。
一応マネージャーとの話をAにラビチャして、話を合わせるようにする。
当日は楽屋に差し入れを持ってきてくれた。
「王様プリン･･････！！」
「お姉ちゃんのドーナツ！！」
「･･････なんですか、コレは･･･」
『いおりん限定で、ろっぷちゃんを模したドーナツ。意外と上手くできたと思うんだけど。』
「か･･･かわ･･････っドーナツは普通のが一番ですよ！わざわざ･･･」
Aがイチの顔を下から覗き込む。
あれは、人をからかう時の顔だな。
生き生きして楽しそうだ。
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ミズ ミズ(プロフ) - chattyさん» いつもありがとうございます！またよろしくお願いします＾＾ (2019年3月22日 22時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
chatty(プロフ) - 続編ありがとうございます！毎回ドキドキして拝見させて頂いてます(o^^o) (2019年3月22日 19時) (レス) id: 01aa2e4b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年3月22日 8時
