笑顔のキミが好き 【if･･････ 二階堂大和】2

69　〜大和side〜 ページ47

Twelve Fantasia Tourの話が来た。
Re:valeとTRIGGERとIDOLiSH7が合同の全国ツアー。

【Aと全国ツアーか･･････】

メンバーのテンションは高い。
かく言う俺も、少し嬉しくなっていた。

Aと付き合って約２年。
っつっても、付き合い当初は長いこと会えなかったから、正確には1年３ヶ月位か。

旅行なんぞ行ったことは勿論ない。

連れて行ってやりたいと思ってもお互いの立場があるから、そんな事は物質的に無理で。

【あ、でもNEXT Re:valeの企画でゲレンデ行くんだっけ。】

オーディションで、ゼロアリーナの最終公演のチャンスを貰った後に俺たちのスケジュールを確認すると、ライブの日時とゲレンデの日時が近かった。

マネージャーに聞くと、ライブの場所と日時は、マネージャー同士が話し合いをして決めているらしい。

大体、他の仕事がある所の近くでライブをするように日時の設定がされている。
オフもちゃんとある。

【この辺が俺たちの結成一年目･･･。】

Aは覚えてるだろうか？
･･･初めて泊まった日。

【しかしイベント多すぎだな･･･。】

スマホのスケジュール帳を見ながら、苦笑いした。

・

Re:vale主催だというバーベキューには仕事で行けなかった。
でもマネージャーによると、Aは夜からの参加みたいだったし、別に良かった。

【ただ、忙しくて中々会えない。】

「あのさ、前に言ってた結成1周年、Aも呼んでいいか？空いてるか分からんが、オーディションの伴奏してくれたし、ゲスト扱いでマネージャーも万理さんも喜ぶんじゃないか？」

当日の日中はNEXT Re:valeの仕事体験の話の収録だし、その後空いてれば御の字だ。

「お姉ちゃん？オレいいよ！」

「Aっち呼ぶの？賛成！」

リクとタマの言葉にホッとした。
なのに、ミツがニヤニヤしている。

「大和さんが会いたいだけだろ〜？ゲレンデ企画で会えるのにさ。」

「うるせぇな･･･」

「OHヤマト、顔がトマトみたいですよ？」

からかってくるナギとミツに文句を言っていると、イチとソウも賛成してきたので、ラビチャでAを誘った。

大和IDOLiSH7の結成1周年覚えてるか?
A覚えてるよ。
大和空いてるか?メンバーも賛成してるから参加しないか?
ANEXT Revaleの収録後だよね。行けるよ。
大和じゃあ決まりな。

一泊二日の用意をしてから寝た。

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