54 〜大和side〜 ページ32
『ヤマさん、最近IDOLiSH7平気なの？』
Aの部屋に行って夕飯を食べてる時に聞かれた。
さすがに世間で色々言われてるだけあって、Aも気にしているんだろう。
実際今はMEZZO"以外みんな、おかしい。
大体メンバーの盛り上げ役であるミツもおかしい。
ナギはミツを気にしているから他のメンバーどころではない。
俺がAと付き合ってると話したからじゃない。
もう少し後からだ。
今日はAの家で夕飯食べるとミツに言ったら
「あぁ、付き合ってんだっけ。うん、分かった。適当に言っとく。」
と忘れてるかの如く、元気なさげに言っていた。
それをAに言うと、考えるような顔をして箸が止まった。
『まだ“キミと愛なNight！”のお花見特集してない？』
「え？何で次の企画知ってんの？明日撮影なんだけど。」
『うん。その後でRe:valeと音楽番組の収録あるよね？』
「ん？スケジュールの確認？」
珍しいな。
滅多にしないのに。
『いや、私の中で整理してるだけ。ごめん。』
「いいけど。珍しいな。Aが気にするの。」
『うん、ちょっと気になることがあって。･･･そろそろだと思うんだけど、分かんないんだよね･･･。』
「何が？」
『うーん･･････』
俺の言葉も聞こえてない位に悩んでいる･･････？
Aも、おかしい。
千さんが言ったような感情の起伏ではなさそうだし、Aが言ったような、こけら落としの事でもなさそうだ。
Re:valeの内情は分からないからな。
いくら付き合っているとはいえ、余計に踏み込んではいけなさそうな気がするし。
取り敢えずMEZZO”は何とかなったけど、後はどうするか。
「世間の声気にしすぎてんだよな、あいつら。」
『あぁ、百もあったよ。そういう事。』
え？と思ってAを見る。
声に出てたらしい。
『私も一瞬だけあったけど、万がすぐに戻してくれた。百は大変だったよ。生演奏だからアレンジしたり千がフォローしたりで目立ちにくかったけどね。』
「どうやって元に戻った？」
Aは驚いた様に目を見開いた。
『ヤマさんも珍しいね。結構自分で考えて行動するのに。』
思わず、ウッと声が漏れた。
Aは笑いながら言った。
『百がつむちゃんに“気にしてあげてって言った”って言ってたから、つむちゃんに任せれば大丈夫じゃない？』
「マネージャーに？」
Aは頷く。
『すぐに元に戻るよ。信じよう。』
笑って言うAに、それもいいかと思って頷いた。
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ミズ ミズ(プロフ) - chattyさん» いつもありがとうございます！またよろしくお願いします＾＾ (2019年3月22日 22時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
chatty(プロフ) - 続編ありがとうございます！毎回ドキドキして拝見させて頂いてます(o^^o) (2019年3月22日 19時) (レス) id: 01aa2e4b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年3月22日 8時
