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決意 ページ4

『ねぇ、りっちゃん。これクリアしたから話読めるよ〜!しんどかった!』
娘「え!ママすごい!読む読む!」

娘「アイドリッシュセブンのマンガ買って!」
『予約したよ!』
娘「違うの!ママのとリサのは別にするの!」
『え・・・一人一冊ってこと?!』
娘「そう!だってRe:valeの話だよ?百だよ!千だよ。」

親子そろってRe:valeが、特に百が大好きで、現実にいたらいいね、なんて話してた。
こんなに二次元を好きになったのは初めてだった。
ずっと飽きることなく、それこそ永遠のアイドルかの扱いだった。


既に電気が消えて暗くなった病室で一人ため息をつく。
陸はもう寝てしまっている。

今まで生きてきた自分が、自分じゃない様な気がして、もやもやして気持ち悪い。
それなのに頭はやけに冷静で、今まで自分が出来てたエレクトーンが、前世の自分のおかげなのに、妙に納得する。

幼い頃は天才と言われていたのに、小学高学年からは一向に上達しなかった。
エレクトーンを習うべきか考えるようになった位だ。

【天才なんかじゃない。腕が落ちたわけでもない。努力をそんなにしないで、前世のまま成長しようとしなかったんだ。】

それはそれでへこむけど、エレクトーンは今更だけど習いたいと言ってみよう。
前世ではパティシエだった。作ってみよう。
色々やってみよう。

考えに一区切りをつけると、次はアイドリッシュセブンのゲーム内容を思い出す。

帰ったらゲーム内容を覚えていることを全部書き出そう。
陸にも天にも会えた。
そもそも紡とはいとこだ。

突然記憶が蘇ったのだから、いつ急に記憶がなくなってもおかしくはない。
そうなってもいいように。
皆がこれから経験する悲しい出来事がいっぱいあるのを、少しでも軽く出来たらいい。

【そして・・・できれば、Re:valeに・・・百に会いたい。】

紡とはお葬式以来、年に一回は会うようになっていたが、頼み込んで会うのでは遅い。
出来れば旧Re:vale時代から会っておきたい。
だからと言って百が住む町と千や万さんが今住んでる町は近くはない。

【陸と天が小学二年生って事は・・・まだ六月だから7歳か。千とは・・・ええと?8歳差か!】

じゃあ千は15歳で高校一年生。会ったのは確か夏休み前と万さんが言ってた気がする。
それならもう少しだ。

私が倒れる前に千を見たから、同じ町に住んでいるはず。
ライブハウスは中学生で入れるかわからないけど・・・

頭の中は、Re:valeにどうやって会うかでいっぱいだった。

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ミズ ミズ(プロフ) - 竜胆さん» はじめまして竜胆さん。そんな風に言ってもらえて嬉しいです♪ありがとうございます! (2019年1月8日 6時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - はじめまして、竜胆と申します。mizさんの作品を読ませていただいてすごく私好みで面白いです!これからも頑張ってください。 (2019年1月7日 18時) (レス) id: 44c2af5b7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miz | 作成日時:2019年1月3日 11時

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