風邪っぴき３ ページ43
次の日。
ベッドで目覚めたA。
はじめが運んでくれたようだ。
そのはじめは、、Aを背中から包み込んでいる。
ベッドから降りようとすると、、
『どこいくの？』
と、寝起きの掠れた声のはじめ。
A「トイレも行きたかったし、、そろそろ起きようかな？って。」
『どれ？顔見せて？』
と、Aの手首を軽く引っぱり、自分の元に引き寄せる。
Aの顔を包むように両手で触ると、笑顔になり、Aのおでこにチュー。
A「なぁに？(⌒‐⌒)」
『昨日と全然顔つきが違う！！』
A「ほんと？？」
『ほんと！でもまだ完璧じゃなさそうだから、お粥食べて薬飲んで寝よ！！』
A「えぇ〜また薬飲むのー？」
『少しよくなったのは昨日頑張って薬飲んだからだよ？、、はいじゃあまず、お粥作るから、、Aはトイレ行ったらまた寝ててよ？』
サッと離れて行くはじめを見て、少しさみしかったA。
はじめの言う通り、トイレに行って、、洗顔と歯磨きも済ませて、もう一度ベッドに戻ろうとしたが、キッチンで自分のために一生懸命お粥作りに奮闘するはじめを見ていると、何だか胸がキュ〜っとなり、、うしろからはじめに抱きついた。
『うぉ！、、びっくりした( ´ ▽ ` )、、もーちょいでできるから、寝てな？』
はじめの右手はお玉で小鍋をゆっくり混ぜてるけど、はじめの左手はAの手にそっと触れてる。
『、、どした？』
A「、、ぁりがと、はじめくん。」
『いーよ、当たり前だろ？彼女が体調悪いときに看病するのは。』
A「ほんとだいすき。」
突然の だいすき にキュンキュンのはじめ。
火を止めて、Aの方に振り返り、腕のなかにAを閉じ込めた。
『、、俺に移しちゃえ！』
A「え？」
『Aのこと苦しめる風邪なんか俺に移しちゃえ！俺が吹き飛ばしちゃうから！！』
A「ンフフ、なに言ってるの(⌒‐⌒)」
『マジで言ってるよ？俺。』
A「だめだよ？はじめくんが風邪ひいたら、困る人がたくさんいる！」
『それはAだって同じだよ？』
A「ちがうよ？全然ちがう。」
見つめ合っていたはじめとA。
目をそらしたAは、はじめの胸に耳を当てるように抱きつく。
A「早く治すように頑張るから、、治ったら、、どこか連れてって？」
『いいよ( ´ ▽ ` )どこでも連れてく！！』
はじめの顔を見上げて、
A『やった！！(⌒‐⌒)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もち。 - もちもちあいり。さん» コメントありがとうございます！最近はじめ沼にはまってしまい、その勢いのままにこちらで書かせていただいてるので、皆さんのニーズに合うか不安ではありますが、あくまでも私個人の妄想story、、こちらもニヤケながら作品投稿していきます！また来てください(⌒‐⌒) (2021年9月6日 8時) (
レス) id: d504ca7cdc (このIDを非表示/違反報告)
もちもちあいり。(プロフ) - はじめまして！初コメ失礼します！ はじめさん推しの私には最高としか言えないです…毎回ニヤニヤしながら拝読させて頂いております…！笑 これからも楽しみにしておりますので更新頑張ってください！ (2021年9月5日 23時) (レス) id: db5bd4d5b1 (このIDを非表示/違反報告)
もち。 - (名前)もーーーさん» 最高なんて言っていただけて、、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (2021年8月27日 1時) (レス) id: d504ca7cdc (このIDを非表示/違反報告)
(名前)もーーー(プロフ) - 最高です。もうそれしか言うことありません。 (2021年8月26日 22時) (レス) id: 177ac182fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もち。 | 作成日時：2021年8月8日 16時
