彼氏に冷たくしたら、負けじと冷たくされたんだが【鬼滅の刃】

7話 ページ10

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嘴平｢…おい





なんでAは紋次郎に食わせてもらってんだ？｣








『…はは』






夕食の時間





伊之助も山から戻ってきて4人でお膳を囲み食事を頂いていた





そこで何故か炭治郎が｢俺が食べさせてやる｣と耳元でコソッと言ってきた





拒否しようとした頃にはもう遅くて、炭治郎は嬉しそうにニコニコしながら私の箸とお椀を持っていた






…きっと、惚れさせようとしてるんだろうな





でもこれじゃあ、ただの年の離れた兄妹だよ…？





教えてあげようともした




2人の目線も痛いし…





でも…




竈門｢ほらA 焼き魚だぞ！



まだ身が熱いから俺が冷ましてやるからな！




ふーふー…｣






『…ふふ』






炭治郎、すっごく楽しそう




…そして幸せそう




嗅覚や聴覚が優れてなくても、炭治郎が幸せなくらい伝わってくる





そんな彼を見ていたらこちらも何故か嬉しくなった







『炭治郎 早く食べたいなぁ〜？』





竈門｢まだ熱いからもう少し待ってくれ！



火傷してしまったらいけない！｣






懸命にふーふー…と冷ましている姿は正に長男そのもの





きっと、竈門家では毎日こんな感じだったんだろうな





炭治郎から聞く限り、大家族だったらしいし






竈門｢よし！もういいぞ！



口を開けてくれ！｣






『うん！あーーん…』






竈門｢ｯ…｣







炭治郎は私に食べさせる時…所謂"あーん"の時は決まって少し照れた




こんな事で照れるなんて…可愛いな









我妻｢…｣ﾑｯｽｰ





…そしてさっきからずっとこちらを見つめるこの男は何なんだろうか







嘴平｢おい紋逸！



食わねぇなら俺が食ってやろうか！｣






我妻｢はぁ！？食うわ猪！お前は黙ってろ！！！｣





とか言いながら、一口も手をつけていない




飽きることなくずっと私達のこの光景を睨みつけていた







…なんだよ今更 今まで見向きもしなかった癖に









我妻｢……俺だって"あーん"なんてした事ないのに…





…なんで見せつけるようにそんな事してんだよ





…なんでAまでそんな幸せそうな音させてんだよ









………ほんっと…面白くねぇ…｣ﾎﾞｿ









皆様！コメントありがとうございます！




愉快なコメントが多くて読んでいてとても楽しいです！





中には透明なオレンジジュースが目から出た方も…





やっぱりコメントは嬉しいものですねぇ…

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