彼氏に冷たくしたら、負けじと冷たくされたんだが【鬼滅の刃】

番外編2 ページ31

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2人の愛









『炭治郎！』





我妻｢禰豆子ちゃ〜ん！！！｣








あれから私達の関係は元に戻った







私達2人はお互いを愛し合って1日中ずっと傍にいてベタベタ…








なんてすることは無く…









実は私は炭治郎に、善逸は禰豆子ちゃんに毎日のように甘えて仲良くしていた








炭治郎も禰豆子ちゃんも疑問に思っていたようだけど、何も聞いてくることはなく1日1日が過ぎて行く








愛し合っていない訳では無い









でもお互いが甘えたい時に甘えたい。





そういう願望からできた日常を過ごしている









『…ね、禰豆子ちゃんと今日も距離近くなかった？』






我妻｢はぁ？Aに言われたくないし。



お前だって炭治郎に抱き着いてたじゃんか｣







『私の事見すぎだよ



そんなに私の事好きなの？？』









我妻｢Aだってずっと俺の事見てる…





俺が気がついていないとでも？｣









夜…任務がない珍しく平和な夜は私達2人は縁側に座って他愛もない話をする





喧嘩のようなやり取りだが、お互いの距離はゼロ







仲良く頭を擦り合わせて指を絡ませて手を繋ぎ空を見上げる私達は、傍から見ればとても幸せそうな恋仲だろうな








『大体善逸はね？




禰豆子ちゃんにだけ甘いくせに私にはツーンとしちゃってさぁ…




もっと炭治郎みたいにニコニコ笑顔で対応出来ないの？愛情持って接し合おう？』









我妻｢それをお前が言う??




お前だって炭治郎にばっかり媚び売って…誰の犬な訳？




禰豆子ちゃんみたいに愛嬌振りまけよ｣









お互いがお互いを貶し合う





お互いがお互いを比べ合う









それが私達なりの愛し方







一見、愛し合ってるようになんて見えないでしょ？








でもね、私達は相思相愛なんだよ？









だってどれだけ炭治郎や禰豆子ちゃんと比べようと、どれだけ悪態をつこうとも…









お互い離れていこうとしない









『……まぁ、善逸の笑顔がどんな形でも見ることが出来れば私も幸せなんだけどさ…？』









我妻｢……俺だって、Aの楽しそうな音はどんな時だって聞いてて心地良いし愛おしいけどさ…？｣









偶にしか聞けない本音だからこそ、特別なものがある









我妻｢……好きだよ ずっと｣








『…私だって善逸に負けないし』









これが私達の愛し方…愛情表現

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