2話 ページ4
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『もーね炭治郎!
善逸ったら酷いの!付き合う前は私にベタベタだったくせに付き合ってからは禰豆子ちゃんばっかり…!
私なんて所詮その程度の女なんだわ!!』
竈門「それは善逸が酷いな」
『でしょ!?
どうして私が…善逸の事ばっか気にしてるんだろ…
一方的すぎて泣けるぜ…!』
竈門「それはないと思うぞ」
炭治郎はこうやってかれこれ2時間は私の話を真面目に聞いてくれていた
普通の人だったら呆れて帰るよね
やっぱり炭治郎は優しいなぁ…と思っていると先程注文した団子が届いた
『ん〜!ここのお団子はいつ食べても美味しいねぇ!』
竈門「そう言えばここの甘味処を最初に教えてくれたのもAだったなぁ」
…あ、確かに言われてみれば
竈門「大きな声で言うのもなんだが、ここはあまり大きくないし有名でもないのによく見つけられたな」
コソッと炭治郎が言った言葉に私は思わず固まってしまう
竈門「…ん?どうしたんだ?」
あはは…と愛想笑いをして食べ終えた団子の串をそっと置いた
『…ううん なんでもないよ
ただ、このお店を最初に教えてくれたのって……善逸なんだよね』
竈門「…えぇ!?
ご、ごめんなA!俺全く気づいてやれなくて…!」
動揺する炭治郎が面白おかしくてついつい笑ってしまう
『全然気にしてないよ!
…さっきまでずーっと悪口言ってたけどさ、あんなのでもやっぱり良い所は沢山あるんだよね』
竈門「…そうだな」
『告白してくれた時ね、言ってくれたんだ
「君だけを見てる。俺はずっとAの隣に居るからAも俺の隣に居てくれないかな?」って…
その言葉に私感動して泣いちゃったんだよ??
でも騙されちゃった
隣どころか傍にすら居てくれない』
愚痴ばっかり言っててもやっぱり思い出すのは善逸の笑顔
『私にこの甘味処を教えてくれた時も「あんまりお客さん来ないから2人だけの秘密みたいだね」って楽しそうに言ってたっけ
2人だけの秘密ってのが私の中で響いたのかな?
善逸に異変があるまでは絶対に誰とも此処に来なかった』
炭治郎は言葉も発しずに真剣に私の話を聞いていた
『…結局、依存してるのは私だけ
あーあ…どこで間違ったんだろ…
なんで伝わらないのかな…』
こんなにも好きなのにさぁ…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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向日葵 - 豆腐様ァァ!とってもいいお話でした!!他の作品の更新などで忙しいとは思いますが頑張ってください!応援しています!!! (2021年8月16日 21時) (レス) id: 83fecc27de (このIDを非表示/違反報告)
むいくんガチ勢 - とっても良かったです!!!!!感動しました!!!!!愛って人それぞれですものね...(・∀・)←作品が良すぎて、あわわわってなった人 (2020年11月9日 17時) (レス) id: 161ba2dcae (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆな(プロフ) - わぁぁ…感動しましたっー! (2020年11月3日 0時) (レス) id: 818c24f191 (このIDを非表示/違反報告)
猫柱にゃん子 - 目から透明なアセロラジュースが (2020年7月24日 15時) (レス) id: 55a94d494e (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 神経ゾッワゾワする!!感動作ですね!!あれ…目から汗が止まらない…冷房付けても止まらないよぉ…なんてこったパンナコッタァ!! (2020年7月5日 11時) (レス) id: e236824061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐 | 作成日時:2020年3月4日 17時