彼氏に冷たくしたら、負けじと冷たくされたんだが【鬼滅の刃】

22話 ページ27

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その言葉に絶望と期待を覚える







もしかして…私と接するだけでも嫌になっちゃったのかな？







嫌われたのかな…？という絶望









もしかして…また恋仲に戻ってくれるのかな？という何とも甘ったれた希望









本当に私って期待しがちだよね…









だってほら…善逸の紅く染めた頬を見て少しだけ確信してる






善逸はあっさりと切り捨ててしまう程、酷い人じゃないとか勝手に解釈してる









『…どういう意味なのか…聞いてもいい？』







応えなんて聞かなくたって良いでしょ？









炭治郎のように優れた嗅覚がなくたって、






善逸のように優れた聴覚がなくたって、





伊之助のように優れた触覚がなくたって、









私にだって分かったよ









君の考えてること＿＿＿＿＿＿＿＿＿









我妻｢……また、恋仲に戻るって誘いしか……






受け入れないから…









Aには俺だけいればいいでしょ…？








これから先、ずっとずっとAの寂しさを埋めてやるから…Aも俺の寂しさを埋めてください…｣ｽｯ








『わ…』









善逸に腕を引かれて彼の腕の中に閉じ込められる







善逸の胸に耳をあてると聞こえる心音はとても早くて今にも破裂してしまいそうなくらいだった









暖かい…









＿＿＿＿＿＿ほらね？言ったでしょう？






善逸が言う事、当たってたよね








外れるはずがないよ





だって善逸は私のものだもん…







私から……離れていく筈…ないもん…









我妻｢……強がんなくて良いよ｣ﾎﾞｿ…






『…え』






善逸に…心の声を聞かれた…？






聞いた上での言葉なの…？









『……そんな事、言わないでよ』






その後、私は泣き崩れた





混み上がってくる何かを止められなくてそのまま放出した









全て強がってた





そう実感したのは善逸の言葉





その言葉を聞いた時、1番に来たのは安堵だった





自信なんてまるでなかった





でも強がっていないとやっていけなくて…





根暗な私なんて善逸は愛してくれないから…





少しでも強がった





少なくとも、心の中だけでは…









我妻｢……全て受け止めてあげるから





どんなAでも…愛してあげるから









今は泣きなよ｣









嗚呼 その言葉だけで私は救われるの

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