彼氏に冷たくしたら、負けじと冷たくされたんだが【鬼滅の刃】

20話 ページ25

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『まず最初に…






いきなり冷たくしてごめんなさい』









我妻｢…｣









私は善逸から目を逸らしたくなるほど申し訳ないのに、善逸は何故か私から少しでも目を逸らさなかった







正に真剣そのもの









私はそんな善逸の様子に胸をほっと撫で下ろしながらも話を続けた









『…悲しかったんだ





善逸の興味がどんどん私から禰豆子ちゃんに移っていくのが…






ろくに話もしてくれなくて、構ってくれなくて…1人になるのが怖くて…






でもきっと善逸なら私を好いてくれているから





だから少しでも私が冷たくしたら元通りになるだろうって考えてた






…でも現実はそう上手くいかなくてただただ歪んでいってしまった







1度は善逸はよりを戻そうとしてくれたよね






…なのに私は上手くいかなくて 本当にごめんね』









善逸が禰豆子ちゃんと仲が良いのは知っていたのに







私の嫉妬がここまで関係を捻じ曲げてしまったんだ








私がこんなにも醜くて汚い人間じゃなかったらきっと、善逸は幸せだったんだろうな








1番言いたかった事を伝えられたせいか、少しだけ気持ちが楽になった









『…ね、言いたいことがあるんだけど良いかな？』








我妻｢…いいけど｣







善逸は表情1つ変えずに返事をした






私はじゃあ…と話を続ける








『善逸は本当に女の子の運が悪いんだね』








我妻｢はァ！？





それ…どういう意味な訳！？｣








唐突に告げられた言葉が自分を侮辱しているような言葉だったらそりゃ怒るだろうな







そして私はこう続ける









『だって……






私みたいなクズで生きている価値もないような女の子を愛したんだよ？







それで勝手に依存されて、勝手に引っ付かれて、勝手に嫉妬して冷たくされて…






とんだ災難だったよね






生まれてきたことを何度後悔したことか…





｢あーあ、生きているのも疲れるな…｣って何度呟いたことか…






この世の中には生きたいのに生きられない人が一体何人いるんだろうね…






私はすぐにでも楽になりたかったのになれなかった





神様は私みたいなクズはまだ必要ないんだって






だからお迎えが来なくてずっと寂しさだけを抱えて生きてきた







…そんな時に貴方と出会えたんだよ







幸せだったよ 善逸







きっと私には…』









男運があったんだろうね…

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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西 - この方角に福があるはずです

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