18話 ページ23
.
『あ…伊之助!』
嘴平「…あ?」
一室ずつこのお屋敷の部屋を覗いては善逸を探していた
随分探しても中々見つからなくて…
逃げたか…?と少し有り得ないような事まで考え始めた頃に伊之助の姿が目に入ったので彼に居場所を聞いてみることにした
『善逸…見てない?
さっきからね、ずっと探してるんだけどいなくて…』
嘴平「紋逸だぁぁ?
あんな奴知らねェよ。どっか食いもんでも食いに行ったんじゃねぇのか」
『まさか…伊之助じゃあるまいし…』
ははは…と軽く受け流そうとするとふと、ある場所が浮かんだ
"私達の好きな甘味処"
そうだ 善逸は彼処のお団子をとても気に入っていたっけ…
よく暇な時には行っているって前に言ってたし…
禰豆子ちゃんは先ほど見かけたけれど眠っていた
あの善逸が鍛錬のために山に行くとは考えられないし…
怖がりな善逸がそこらの村をウロウロするのも考え難い
『ありがとう伊之助!!
お礼に今度美味しいお団子買ってきてあげるね!』
嘴平「何ッ!?本当か!?
おい弱味噌!!忘れんじゃねぇぞ!!!」
『はいはーい!』
伊之助に手を振りながら廊下を走り去る
善逸………今行くから…
お願いだからもう…私から離れないで…
1人は寂しいから……また寄り添ってよ…
『善逸ッ…』バッ
甘味処の暖簾を勢いよくあげて中へと足を踏み入れる
店主さんはとても驚いた表情をしていたけれど、私の事を知っているからかすぐに「いらっしゃい」と声を掛けてくれた
店内はもう日が暮れるからかガラッと空いていて座っているのは見覚えのある黄色い頭の少年だけだった
彼はこちらをゆっくりと振り返り私と目が合うとその大きな瞳をより一層かっ開いた
我妻「……なんで」
その言葉だけ零した後、驚きすぎて何も言えない様子だった
『……ごめんね ちょっと来てくれる?』
善逸の腕を優しく掴む
善逸の冷たい目線と共にため息をつかれる
『…お願い』
ギュッと握る手に力をこめる
善逸は少し困ったような表情をするとそっぽを向いて口を尖らせて
我妻「…少しだけだよ」
とだけ応えた
よし ここから…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
1658人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
向日葵 - 豆腐様ァァ!とってもいいお話でした!!他の作品の更新などで忙しいとは思いますが頑張ってください!応援しています!!! (2021年8月16日 21時) (レス) id: 83fecc27de (このIDを非表示/違反報告)
むいくんガチ勢 - とっても良かったです!!!!!感動しました!!!!!愛って人それぞれですものね...(・∀・)←作品が良すぎて、あわわわってなった人 (2020年11月9日 17時) (レス) id: 161ba2dcae (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆな(プロフ) - わぁぁ…感動しましたっー! (2020年11月3日 0時) (レス) id: 818c24f191 (このIDを非表示/違反報告)
猫柱にゃん子 - 目から透明なアセロラジュースが (2020年7月24日 15時) (レス) id: 55a94d494e (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 神経ゾッワゾワする!!感動作ですね!!あれ…目から汗が止まらない…冷房付けても止まらないよぉ…なんてこったパンナコッタァ!! (2020年7月5日 11時) (レス) id: e236824061 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:豆腐 | 作成日時:2020年3月4日 17時