彼氏に冷たくしたら、負けじと冷たくされたんだが【鬼滅の刃】

13話 ページ16

.







竈門side









『炭治郎って言うんだね！





私の名前はね、Aって言うの！よろしくね！』








差し伸べられた白い手






だが握ってみるときちんと鍛え抜かれてる事が伝わってきた






彼女と仲良くなるのに時間はかからなかった






だんだん話をしたり、任務が重なる内、すぐに仲良くなった









『炭治郎は偉いね




どんな時でも、誰の前でもお兄ちゃんであろうとする




でも、いつもお兄ちゃんじゃなくてもいいよ




少しは気を楽にして…私も頼ってよ？ね？




大丈夫 私は炭治郎が誰よりも優しいって知ってるから！』








君が俺の頭を撫でてかけてくれた言葉






頭を撫でられたのなんて、どれくらい前の事なのか






いつも俺は長男だから皆を見守って、凄いと思ったら撫でてやって…




自分のことなんて気にかけてもなかった





ましてや恋なんてものにうつつを抜かしている場合ではないとさえ思っていた







でもAに頭を撫でられた時から少しずつAを意識するようになって…





段々と友達としての距離も近くなってとても良い関係を築いていた









『私ね…善逸が好きなんだ



どうしようもないくらいに…』





頬を赤く染めて君はある日俺にそう伝えた






その時俺は崖から突き落とされて身体が地面に叩きつけられる程、全身が痛かった






頭と心がどうしようもなくムカムカして…切なくて…







その時やっとAが好きなんだと気づいたんだ






でももう遅くて…







気づいた時には君と善逸は仲睦まじく寄り添いあっていて







とても羨ましかった






でも俺は長男だから







Aから言われたように、君を頼ることなんて当然出来なくて








君への好意を全て心の奥底に錠をかけるように封印して







何事もないように、善逸にもAにも禰豆子にも伊之助にもバレぬように…









『炭治郎！はいこれお土産だよ！




善逸と浅草に行ってきたんだ〜』







竈門｢そうなのか！良かったなぁ!!楽しかったか？｣ﾅﾃﾞ







悟られぬように






感情が爆発してしまわないように







嘘をつくのが苦手な俺だけど、これがバレたらきっともう善逸ともAとも一緒に居られないから…






必死に必死に隠し通して…









｢俺は好意を寄せる女性なんていない






Aは友達だ 好意を抱くな 祝福しろ｣








と毎日暗示をかけて…

14話→←12話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す