彼氏に冷たくしたら、負けじと冷たくされたんだが【鬼滅の刃】

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数ヶ月の時が経った







あれ以来、善逸にできる限り冷たく接してきた







善逸を真似て色々な鬼殺隊の男の人とお喋りをしたり出掛けたりしている









｢A…？ぼーっとしてるが大丈夫か？｣









『…あ、ごめんね ぼーっとなんてしちゃって…




声掛けてくれてありがとうね 炭治郎』








炭治郎は私の同期の1人






長男気質で私の相談相手






好奇心から始めたこの方針(？)も1番最初に彼に報告した






そうしたら意外にも納得してくれて、私のお手伝いをしてくれている








善逸に私の事を聞かれた際に嘘がつけない彼では駄目かな…と心配していたけれど無用だった








善逸は私のことなんて友人に聞くなんて以ての外…相談すらしていないという







流石に傷ついた 私可哀想だな








竈門｢これからどうするんだ？｣








『えっと…これから宇髄さんと甘味処でお茶しようってことになってるの




炭治郎ももちろん来るでしょう？』








竈門｢Aが良いならお供してもいいか？｣








『全然構わないよ！寧ろ嬉しい！』







竈門｢そうか…｣ﾆｺ








炭治郎が私に向かって優しく微笑みかける








その綺麗な笑顔に不覚にもドキッとしてしまう







炭治郎はすっごく優しい 他人想いな良い人







もういっその事、炭治郎と付き合った方が楽なのかもしれない









竈門｢…ん？




あ、善逸じゃないか！｣






『…え』








炭治郎が嬉しそうに手を振る先に歩いてこちらに向かってくるのは彼の言う通り善逸だった







毎日会っているものの、冷たくしてる相手との遭遇は誰だって気まずい







我妻｢炭治郎じゃん



これから何処か行くのか？｣








竈門｢嗚呼！これからAと甘味処に行って宇髄さんと3人でお茶をするところなんだ！



善逸も一緒にどうだ？なぁA！｣






『…え、と…』







炭治郎にいきなり話をふられて戸惑ってしまう




悪気はないんだろう これじゃあ怒れない






私が曖昧な反応ばかりしていると…







我妻｢んー遠慮しようかな！





…そちらの彼女が不満そうだしね｣






『…』






善逸の足音が遠ざかる





今の善逸なんて知らない




まるで別人だ









それからというもの、善逸は私に冷たくなった





私へのやり返しだろうか






いや ちょっと待って??









なんで事の発端の男がやり返すのよ

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