YG side ページ45
何日経ってもどんだけ経っても
胸んなかがスッキリしなくて
自然と消え去ることをどっかで願ってたのに
消えてくれることはなくって
気持ち悪くて、胸くそ悪くて…。
他人なんかどうでもいいはずの俺なのに
気になって気になって
それがなんなのか…
ずっと引っかかってた。
もしかしたら…、って
テヒョンが言うように
好きになっちまったのかなって
でも、認めたくなかった。
そんなの有り得ないって思ってた。
だけど、近頃の俺は…
" 今日は何分話ができた " とか
" 昨日は久しぶりに会えた " とか
Aのことを嬉しそうに語るヒョンに
お世話にでも" 良かったじゃん " だなんて言えなくなってて
正直、しんどかった…。
こんな気持ちのまんま
ヒョンを目の前にしてどんな顔すりゃいいのか
自分でも分かんなくて
今となっちゃ
全部、テヒョンの言う通りだったんだよな…。
"「好きになるのに順番なんてないと思うんだよね」"
ほんと、あいつはすげぇよ
悔しいけど。笑
今なら、はっきりと言える
俺は、Aが好きなんだって。
好きになるのに早いも遅いもない
好きなものは好き。
ヒョンのことも
好きになる時間も、順番も
もう関係ない。
好きだって認めちまえば
そんなの
どうってことないんだ、って思えた。
でも実際問題、どーすっかな…。
相手はかなりの鈍感だし？ 笑
ここは強硬手段といっとくか、
だから、A…。
"「覚悟しとけよ」"
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作者名：はな x他1人 | 作成日時：2019年11月19日 19時
