私はあなたの事を信じてたんだよ。 (ページ8)

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８敗ページ8

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昨日Nakamuにあったからと言って何か変わるわけもなく、

今日もいつもどうりBroooockの専属として仕事に行こうとした、らいきなりめの

まえにNakamuが現れた。

「ごきげんよう。昨日ぶりだね。」

…そうやって笑顔で言ってくるNakamu。

周りからの視線なんてまったく気にしていない。

「おはようございます、Nakamu様。今回はどのような要件でしょうか。」

「うーんとねぇ、今日からAには俺の専属になってもらいます。
ということでよろしくね！」

そうやってＮakamuサマは颯爽と消えていった。

少しイラつきながらも、メイドである私が幹部の命令を背くことなど到底できなく、仕方ないと気持ちを落ち着かせながらNakamuの専属メイドのいる場所へと向かった。

――――――

Nakamuの専属はBroooockの時とは全く違い、自分で自分の事をこなしていくNakamuのおかげというのか専属の仕事はほとんどない。

そもそもNakamuはBroooockと同様に専属を多く作らないらしく、私の見た限りでは、３人というところだろうか。

Nakamuの専属を呼ぶ条件と言ったらお茶を飲みたいときやお菓子を食べたいときぐらいしか呼ばない。

狂ってしまったこの国に似合わないほど、Nakamuの周りはいつもどうりだ。

Nakamuに呼ばれない限り専属の仕事といったものがない私たちNakamuの専属は、ふつうのメイドと変わらない動きをする。

お昼が過ぎたころ今日初めての呼び出しの鈴がなった。

どうやら私の事を呼んだらしい。

軽くドアをたたくと、いつものNakamuとは思えないほど真剣な顔で書類に向かっていた。
彼はこの国のトップであり、そして婚約したいという人が後を絶たないほどのイケメンなのである。

それを再確認すると、なぜ彼が私に婚約を申し込んできたのかと不思議な気持ちでいっぱいになった。

今まで近かったものが遠くなるような…、Broooockに私との記憶をすべて忘れられたような疎外感がすごかった。

入ってきてずっとボーっとしている私を不思議に思ったらしいNakamuはさっきまで動かしていた手を止めた。

「Aどうしたの？」

大丈夫かといまにも言いそうな顔でこちらを見てくる。

「何でもないよ。ただNakamu、かっこいいなって思って。」

そうやって素直に言うと、さっきの心配そうな顔から一転してみるみるうちに真っ赤になった。

あぁ、そうか。

彼の私への婚約の申し込みはは策略でもなんでもなかったことにきずく。

内心、心拍数がやばいのは彼には秘密だ。