私はあなたの事を信じてたんだよ。 (ページ6)

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６敗ページ6

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Broooockの専属になってから、案の定私の事を気に入った彼は私の事をよく呼びつける。

私に質問してくる彼に私はほとんど答えない。

答えたとしてもそれがほんとではないことをきずいた彼はより面白がる。

「ねぇ、君は何でこの城に来たの？」

”あなたのため”

そう言ってもきっとわかってはくれないだろう。

「復讐のためです。」

久しぶりにちゃんとした答えを返してみると彼の目は驚きと興味の色へと変わる。

「それは誰への復讐？」

「さぁ？私にはわかりかねます。」

「もう、また隠した～。久しぶりに返答したと思ったのに～。」
そうやって言う彼の顔には言葉とは裏腹な顔をする。

「ねぇ、何を喋っているの？」

そうやって笑顔で話しかけてきたのは例のごとく”救済の乙女”である。

最近は私たちが喋っているのが嫌なのか、話している途中に割り込んでくることが多くなった。

「ん～、秘密～」

そうやって彼女に返答する彼に悪意があるのは確かだろう。

彼はさっきの顔からは想像できないぐらい穏やかな顔で救済の乙女とともにこの場を後した。

取り残された私はBroooockのせいでなかなか行けていなかったあの庭へと行くことにした。