今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:1,573 hit
小｜中｜大
３敗 ページ3
・
今日から私の復讐が始まる。
メイドは試験ではなく、美しさで選ばれるこの世界、私はそんな世界で聖女ほどにまで美しいと言われたのだ。
そんな私が受からないはずなかった。
始めの仕事は安定の雑用から始まる。
周りの新人メイドたちは、幹部に会うには雑用をたくさんやってランクを上げることだということを理解しているのでみんながみんな全力でやっている。
そんな中でやっていないのが私くらいのレベルでほかの人はしっかりと自分の仕事
をやっている。
前の私なら全力でやっただろうなと思いながら、今の私は仕事をさぼり庭へとでる。
王宮の庭だけあってすごく広い。
此処の庭は、夢の世界であるかのようにたくさんのきれいな植物が植えられて
いる花園。
私はそんな庭の反対側へと向かう。
そこはさっきの庭とは真逆で悪魔の庭。
誰もが手入れをせずにぼうぼうに植物が生えている。
私はそのぼうぼうの庭のさらに奥へと向かう。
そしてある場所で呪文を唱える。
そこに現れたのは、さっきの夢の花園よりか小さいが、比べ物にならないほどきれいな庭。
私と彼らの秘密の場所だったところ。
私はその場所に足を踏み入れ、私の昔の記憶の状態へと戻すように手入れを始める。
彼らともう1度話すことがないとわかっていても、また前のような光景を見るために。
自分でも馬鹿だと思う理由のために、私は昔の記憶の状態へと戻す。
――
――
――
――
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鬼婆 | 作成日時：2021年7月11日 9時
