ごめんなさい私逃げます『五条悟』

7話過去編 ページ8

私から見ての印象はとても罪悪だった




毎日修行させられ傷つく兄の朔翔



それを小さく見守る妹のA




彼女から見たらすごく過激な事だろう




だって目の前で実の兄がボコられているのだから






そんな彼の癒しはもちろん妹だ





"「A〜いつも可愛いなぁ〜」"




と可愛がる兄





シスコンよほんと





兄が毎日ボコられるのを見て





Aも何か決心したように見えた





そういつも隠れて修行をしているのだ





たまたま見かけた私は問いかけてみた



なんでコソコソと修行しているのですか？





と




Aは



"『だって毎日お兄ちゃんがボコられているのは自

分のせいな気がして、だから自分も強くなってお

兄ちゃんと戦うの！』"



と言ってきたのだ




私は驚いたよ



4つ離れている子供からこんな言葉が出てくるなんてね








その時は私は朔翔の世話役だった




怪我を毎日治療していつも心苦しい




その時に朔翔が言ってきた




その時彼は16の時




"「咲夜。この家に特級呪物に取り付く呪霊がいるの知ってる？」"



と急に言ってきた



私はいいえと答えた



"「彼の名は十六夜錆兎。その呪具を唯一扱える人だ」"




彼はそう言いながらその場所に案内してくれた





すると呪具の方から現れた



"「なんだそいつは」"



人の姿をし、こちらを睨んでいるのだ




"「こちらは僕の世話役の咲夜だ。話したろ？」"




と冷静に答えた



気配でわかる。呪力量的に言うと特級だ




"「あ〜、お前か。んでなんのようだよ」"



納得が早い




"「僕は2人に話しておきたいことがある」"




私は？を浮かばした



内容は



この数日Aを見かけていないことだ



たしかに廊下を歩く姿さえ見当たらない




朔翔が言うには、どこかに閉じ込められていると




そこから救い出して欲しいと



私は問いかけた



なぜあの子が捕まっているのだと




朔翔は答えた


"「Aを囮にして、僕を呪詛師に殺されて欲しいんだろうね」"



私は思ったこの家はクズだと




錆兎の情報によるとこの家は呪詛師と組んでおり


何かを企んでいると





朔翔は私に言った



"Aを頼んだよ"



って



そして、その日朔翔は呪詛師によって亡くなった






そして数日してからAが牢屋から出てきて父親本人から呼び出しだそうだ

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