ごめんなさい私逃げます『五条悟』

14話 ページ15

その抱きしめ方は少し震えていた


悟「……かった」



『え？』



悟「会いたかった……ずっと」



『……』



悟「何年も何年も1日たりともAを忘れた事ないよ」



『……(私だってそうよ)』



悟「お願いだ……もうどこにも行かないで」



『っ』



悟「……」



『(五条くんは傑の悲しみが残っているからもう失

いたくないんだね)……うん。わかった』



悟「まじ？」



『うん、私は時期を伺っていたからもう頃合でしょ』



悟「……っ」



『え？泣いてるの？』



悟「うるさい」



『っふふ。昔と違って涙脆くなったね』



悟「誰のせいだと」





その様子を見ていた夜蛾は



夜蛾「ようやくだなA。未来が変わったのだな」



夜蛾が言う未来とは何か





悟「早速僕の家に来てもらうよ？もちろん拒否権なし」




『え？』



するといつの間にか到着



そしていつの間にかいえにあがっている




悟「さーて、聞きたい事が沢山あるからね」



『まぁ答えれる範囲で答えるよ』



悟「1つ目なんで僕らから姿を消したの？」



『いきなりか』



悟「早く答えてよ」



『ハイハイ。その質問については……未来が残酷だったから』



悟「はい？」



『私はたまに未来を見たりするの。その時に見た

夢は、みんな私のせいで十六夜家に殺される夢』



悟「……」



『私はそれを阻止するべくみんなの前から姿を消したの』



悟「なんで十六夜家と関係がある訳？」



『咲夜から聞いたと思うけど私の目的は兄をやったやつを殺すこと』



悟「聞いたね」



『私が1人で任務に行った時はもう達成していた。

その後本当は、十六夜家に呼ばれていたよ。けど

私は行かなかった。そんな時に見たのがあの悪夢』




悟「……」



『十六夜家から居場所を追跡されないようにちょ

くちょく引越しして先日見た夢を見て未来は変わったって思った』

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