にじゅうきゅうばん 観覧車 泉side ページ19
係員「次の方どうぞ、気を付けてお乗りください」
「どうぞ」俺は手を差し出す
「ありがとう」とAは手を乗せてくれた
密室状態の中、少し緊張していた。Aも同じような様子だった。
「景色、きれいだね(´艸`*)」
「そうですね。Aもきれいですよ。」思ったことが口に出てしまった。
「/////」照れるAを見てこっちまで顔が赤くなってしまう。
「隣、行っていいですか?」
Aは首を縦に振る
俺はAの隣に移動する
Aはまだ窓の外を見ている
「A?」俺はAの名前を呼んだ
Aがこちらを振り向く。と同時に、俺はAに顔を近づけた。そして、二つの影は一つになった。
ゆっくりと離れていく唇。
Aの顔は、オレンジと紫が混ざった空の色がかかって、いつもより少し色っぽかった。
その時、観覧車は丁度頂上にあった。
俺は最近噂の都市伝説を思い出した。
「観覧車の頂上でキスしたカップルは、ずっと結ばれるんですって。」
Aに話すと、顔を真っ赤にして嬉しそうに、「そうなんだ。うちたちずっと一緒にいれるんだね」
と言った。
観覧車は一周して終わった。
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ユキ - やっぱり面白いですね! (2016年5月7日 19時) (レス) id: 104955f065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:李心 x他1人 | 作成日時:2016年5月5日 14時