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しばらくして、2人で家でくつろいでいる時は、甘えてくるようになったA。



『丈くん、ギューって』



「ん。おいで」



『ずっとこのままでいればいいのにな…』



俺と付き合いだしてしばらくしたら今で言う地雷系のファッションになっていって少し俺に依存する感じになっていた。



だからあんなふうになったんだろうって思ってる。



Aが高2の冬休みのある日。Aが一人暮らししている家に帰ってきたらAがソファの上で体操座りをしていた。



「電気も付けずにどうしたん??」



『丈くん。これ、どういうこと?』



Aが見せてきたのは俺が女の人といる写真だった。



『ファンの子がね。送ってきてくれたの。今、丈くんとすれ違って女の子と二人仲良さそうに歩いてましたよって』



俺らの交際はファンのみんな公認だった。
この頃、ジャニーズの中で唯一個人SNSをやっていたA。だから、色んな情報が入ってくる。
ファンのみんながオタ活してる写真なども全部。



『丈くん、Aのこと好きなんじゃなかったの??Aは丈くんに男の子として見てよって言われて、一緒にいるうちに大好きになってたのに…なんで…』



泣きそうな声そう言い、こちらを見る。



「いや、、、」



『Aのこと嫌いになったんだ…。』



そんなことない…



「A?話聞いて?」



『いや!』



「聞いてや!」



『聞かない!丈くんもう知らない!帰って!』



俺の言葉を聞いてくれることも無く、追い出されてしまった。



その後Aは数ヶ月は関西の仕事に顔を出さなかった。



ファンレターには「別れたんですか??」って言うのが書かれてることが多くなっていった。



「俺たち終わったのかな…」



そう思えることが多くなって、東京で出演してる番組を見ると気を張っていたり、無理に元気に振舞ってるように見えたりしていた。



『お疲れ様で〜す』



「A。あのさ、俺ら…」



『丈くん、今まで好きでいてくれてありがと。』



そう言い、メイク室に入っていく。



その瞬間、終わったんだと悟った。



3年間の片想いと約2年間の幸せは呆気なくおわってしまったんだと。

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設定タグ:関西ジャニーズJr , ジャニーズJr   
作品ジャンル:タレント
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作者名:じゅんな。 | 作成日時:2020年12月22日 22時

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