5-1:トニカク面倒 ページ27
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『…………はぁ』
やられたの、いつぶりだろ。
なんて、もう考える気力もない。
負けた。敗北だ。完全に実力不足。
『………somnolent。』
今日は一日最悪だった。
学校へ行くため早起きし、不良に絡まれ、小さな任務をこなし、何故か精鋭部隊と戦わさせられるという。
……ん？戦わせれる、？戦わせられる？あ、無理だ、ニホンゴムズカシいネ。
(編入試験国語56点だった人)
「マスター、お疲れ様でした。本部より、至急会議室に来るよう連絡が入りました」
『あ゛ぁ゛ぁぁぁぁ』
いつもは無理やりテンションアゲアゲの舞でエンジンをかけているが、今日はもう動く力も考えるチカラも残っていない。
ノロノロと立ち上がり会議室へと向かう。
残念なことに、隊室フロアの中で一番この隊室が会議室から遠いのだ。というか、エレベーターに遠い。のに無駄に階段は隣にあるのだ。なぜ。
目も殆ど開けず、気配だけで裏のエレベーターを目指す。出来るだけ人と会いたくない。いま人と関わると面倒くさい。とにかくヤダ。
なんとかついたエレベーターのボタンを押すと、ちょうどこの階に降りてくる人の気配を感じた
「っ！！あ、うぁ…！」
『……………？？』
目を開けると顔を赤らめて駆け足でエレベーターを出ていく男の子。
うん。なんでスーツ？これが隊服なの？え？それどうなの？いいの？動きづらっ！辞めとけ。
その瞬間、tuのポケットからなにかが落ちた
『あ、ちょ……』
jeはすぐに拾って追いかけようとはするが、面倒くさいのでやめた()
落としたものは恐竜のキーホルダーのついた鍵だった。なんだっけこれ。ティラノサウルス？
うぁー、これあれだ。絶対家の鍵だ。ないと困るだろうなぁ、困るだろうなぁ。絶対。うん。困るよね。うん。
困るだろうが取り敢えず放置だ()
jeに追うという選択肢は無い。
面倒くさいからな。うん。よし、会議室行こう。
ごめんよ。若き少年。
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莱歌（らいか）(プロフ) - もみじさんさん» わわっ！有難う御座います！！！嬉しい限りです！頑張ります！ (2021年11月11日 19時) (
レス) id: d8fe893aaf (このIDを非表示/違反報告)
もみじさん - 面白いぃぃぃ！！！神すぎるぅぅ！更新頑張って下さい！ (2021年11月10日 20時) (レス) id: 8f531be5b9 (このIDを非表示/違反報告)
莱歌（らいか）(プロフ) - Riさん» わー！ゴメンナサイ！有難う御座います！がんばります！ (2021年10月17日 19時) (レス) id: d8fe893aaf (このIDを非表示/違反報告)
Ri - 続き気になる〜〜〜！！ (2021年10月17日 11時) (レス) @page21 id: cdf713c673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莱歌（らいか） | 作成日時：2021年9月13日 12時
