殺し屋ＶＳヒーロー

＃21　出席簿 ページ22

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中村 「………こうしたら動けないんだよね？殺せんせー」


殺せん「その通りです中村さん。握るチカラが弱いのが心配ですけどねぇ…」



　「「「「っ！」」」」



　この手(触手)に、何度救われただろう。



　殺すためとかなんだとか、理由は深く考え無かった


　一年ずっと、褒められ、叱られ、育てられた


　そのせんせーの触手を、皆が強く握り直した


片岡 「……ネクタイの下………心臓だよね………
最後は誰が……」


　『………………』


　渚 「お願い、皆。僕に…殺らせて」


寺坂 「…誰も文句はねぇ」


カルマ「この教室じゃ、渚が首席だ」


殺せん「さぁ皆さん。いよいよですよ。一人一人にお別れの言葉を言っていたら、24時間あっても足りません。

　長い会話は不要です。そのかわり、最後に、出席を取ります」


殺せん「一人一人せんせーの目を見て、大きな声で返事をしてください。全員が返事をしたら、殺して良し。」




私達が通うこの学び舎は


暗殺教室


ターゲットは、先生









・









ＮＯside









若き暗殺たちよ




今から




一つの命をかり取る君達は




きっと




誰よりも




命の価値を知っている




たくさん学び




たくさん悩み




考えたはずだから




私の




命に価値をくれたのは




君たちだ




君達を育むことで




君達が




私を育んでくれた




だから




どうか今




最高の殺意で




収穫して欲しい




この29人の




未来への




糧になれたなら




死ぬ程嬉しいことだから




幸あれ





殺せん「本当に、本当に楽しい一年でした」





旅立つ者から




旅立つ者へ




命まるごとの




エールを

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