角名くん追って稲荷崎。【角名倫太郎】

ガチ恋。１２ ページ12

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角「今日の俺のプレーは何点でしたか？」

『いやもういつも120点満点なんですが？』

角「Aに頑張れって言って貰えたからいつもより頑張れたんだけど」

『…はぇ？』


昨日と同じ道をゆっくり進む
そんな途中で交わされる会話に、少し慣れてきた頃

角名くんは私の鼓動を早める方法を知っているらしい、顔にそう書いてある

現に今だって


角「明日も明後日も言ってもらいたいんだけどなー」

『え、あの、え？』


角名くんの一言で簡単に熱を上げる私の体
おいおいおいこんなに幸せでいいのか私


角「だめ？」

『ダメじゃないっす』

角「Aって俺のお願いに弱すぎない？」

『不可抗力』


角名くんのお願い断れるわけないでしょーがッ

ってあれ、私今何を了承して…？


角「楽しみにしてるね」

『……、あー、あの、やっぱりナシで、』

角「言って貰えない…？」

『うっ』


…明日も明後日も

頑張れと？

言うの？

私が角名くんに？？


『…心臓の準備をしたいのですが時間をいただいても？』

角「どのくらい？」

『500年』

角「無理。なっが」


500年あっても足りない気がする

今日私が言えたのは単なる奇跡だ…


角「じゃあ今日みたいに意地悪しようかな」

『…はい？』

角「Aの反応面白いし」

『……、ウン？？？？』


何やら危険な予感がする

…待って今日のあれをまたやられるって？？

あ、無理、それこそ心臓止まる


角「可愛く頑張ってって言って？」

『……頑張ります…』



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