気になる恋路は体育祭とともに。 (ページ2)

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２.　徒競走ページ2

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『侑、徒競走頑張ってな！絶対１位やぞ？』

侑「わかっとるわ！意地でも１位取ったるからそこで見とけ！」

徒競走には出ない私は、応援席から侑を送り出した

《さぁ、プログラムナンバー２、徒競走です！各クラス代表男女４名が熱い戦いを繰り広げます…！》

やけに熱の篭ったアナウンスが響く

そして、侑がクラウチングスタートの姿勢をとった

《第１走目の魅力はやはりここでしょうっ、１組の宮治、２組の宮侑の双子対決！》

『…ん？！』

侑にばかり気を取られていたが、よく見ると侑の隣のレーンには間違いない、

あれ、治だ

…いや、まじか、あいつら初っ端からガチバトルやん

《よーい…》

__ﾊﾟｧﾝｯ!!

《一斉にスタートで…、いやっ、宮兄弟が速いっ、ダントツで首位争い！さあこの２００ｍの短い戦いでどちらが勝つのかッ》

『侑ーっ、治ーっ、頑張れーっ！！』

侑「お前こらっ、なんでサムの応援すんねん！！！」

『ええから走れバカ！！！』

なんで気とられてんねん！！！

大声で叫びそうになったけど

速っ！！！

あいつら走るの速すぎ！！！！

声届かんわもう！！！

…あれっ？！

《ゴォール！！宮兄弟双子対決は１組、宮治が先制点！！！》

『負けたんかい！！！！！！』

思わず口をついてツッコミが出てきてしまった

侑「負けた…」

『私の応援に気とられてるからやで？！！』

侑「うっさいわサム応援するAが悪い！！」

『私のせい？！！』

侑「敵応援してどうすんねん！！」

『頑張って欲しいやん！！』

侑「部活とちゃうから今そういうの要らんねん！！！！」

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