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顔面トス*゜ ページ25

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「おー、やっと来おっ…た…?」

「…何よ、言いたいことあるなら言えや…」


…私の格好、そんなに変やろか
いつもポニーテールにしている髪は低めの位置でお団子に

甘めの灰色パーカーに黒のスカート

…なんで固まっとるん


「っいや…ほんまにA?」

「当たり前やろ。…待って、着替えてくるから」

「ちょお待てコラ」

「なっ、」


侑に背を向けると手首を掴まれた

私の心臓はこんなことでも高鳴ってしまう

とくんとくんと鼓動が鳴る


「そのままでええ」


初めて見た、侑の表情
頬を少し紅く染めて、私の顔をじっと見つめてきた


「もっ、もしかして可愛いとか思っちゃったりしたんか侑くん、いやぁ柄にもなく動揺しとるなぁ、」


緊張からベラベラと脈絡のないことを滑らす私の口

止まれ、

侑はそんなん1ミリも思わんやつだって知っとる

否定されて傷付くのは自分やぞ


「…て、悪いか」

「え?」

「可愛いて思って、悪いか」

「…え、は、?!」



待って


嘘やろ


私、



こんな侑知らん




.

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作者名:観月 | 作成日時:2020年9月27日 9時

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