顔面にトス喰らったら。【宮侑】 (ページ23)

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顔面トス*゜ページ23

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「いやー、清々しいくらいの惨敗やったな」

「調子乗ってごめんなさい…」

「Aだけのせいとちゃうわ、謝らんでええ」

決勝戦
溜まりに溜まった疲労が表れて、私は結局気持ちよく打てず終い

あーあ、球技祭終わってしもた
もう侑に褒めてもらったりハイタッチしたりすることはないんやろうなぁ

「A、宮くん、打ち上げ来る？」

同じチームの女の子にそう聞かれた

打ち上げか
そういえばさっき焼肉とか言っとったな…
気になるけど

「侑、どうする？」

「Aが行くなら行くわ」

「えっ」

なんやそれ、ちょっと嬉しくなってまうやん

ニヤつきそうになる顔を必死に抑えて、もちろん行くよと答えた

「18時からかぁ…。一回家帰ってお風呂入れるよな？」

「ん、余裕やろ」

集合時間まであと2時間弱
さすがにこの汗臭いままでは行きたくない
侑だって来るんやし可愛い格好して行きたいし

「じゃ、また焼肉屋でな」

「家まで送ってくけど」

「えっ嘘」

当たり前という顔をして立っている侑

送ってく…？

これほんとに現実か？？

今の今まで夢やったとかやめてな？

「でも待って、ちょっとやらんといけんことあるから」

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