顔面にトス喰らったら。【宮侑】 (ページ22)

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顔面トス*゜ページ22

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「い"っ…たいわ！！！待っ、ストップ…！！」

「我慢しろや、あとが辛くなるで」

「や、でもっ…！！」

侑にケアしてもらえるなんて、ちょっと楽しみやな

そう思ってた数分前の自分をぶん殴ってやりたい
そんなチャラチャラした思考一瞬で消し飛んだわ

慈悲も容赦もない

「……」

「ちょっと黙らんといて！痛み紛らわしたいからなんか話してや！」

「意外と肉ついとんのな」

「そこに関しては触れんなやこのどアホ！！」

また言いよったこの男
遠回しにデブって言ったな今

だけどそれが気にならないくらい脚への揉みほぐしが痛い

終わる頃には私はぐったりしていた

「はい、これで多少ましになったんちゃうか」

「ありがと…、え、」

「どや、身体軽いやろ」

「えっすご、待ってなんやこれ！自分の身体とちゃうみたい！」

これでもかってくらい揉みほぐされたおかげだろうか

重たかった身体は随分軽くなって

「今なら2倍くらい跳べる気ぃする！」

「おーおー、そら頼もしいわ」

「侑、ありがとう！」

「どういたしまして」

これなら絶対優勝出来るわ

根拠のない自信が湧き上がってきた

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