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顔面トス*゜ ページ18

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「ほれ、さっきの挽回せぇ」


あれからいくつかローテーションが回って、私は前衛へ

いつも通りの侑のトスで、私はしっかり打ちきった


「やった…!」

「ん、ナイス」

「…?」

「ほれ、決まったんやからハイタッチやろ」

「え、あ、うん」


___パチッ

いい音が2人のあいだを通る

…侑の手、硬い
大きいし暖かい

…やばい、


球技祭サイコーや…!!


「今日調子ええみたいやな、やっぱ最初のアレがいい味出しとん?」

「待って思い出させんといてや、ホンマに侑に殺されるかと思ったんやから」

「そんなことせぇへんわ、俺をなんやと思っとる」


顔面にぶつけた時はめちゃくちゃ怒っとったくせに…!!
出かけた言葉を咄嗟に飲み込んだ

あかん、自分で話振ってどうすんねや

今は侑と合法的にいちゃつける時間
活用せんでどうする??

球技祭サイコーすぎるやろ


調子がええのはあんたのおかげ


そんな本音は心に仕舞って、私はどんどん点を稼いでいった



.

顔面トス*゜→←顔面トス*゜



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作者名:観月 | 作成日時:2020年9月27日 9時

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