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顔面トス*゜ ページ12
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「午後の授業って眠たくなるよなぁ」
「午前中動き回っとるからな…」
「お、なんや、優等生のAも寝そうなんか？」
「うっさいわ…」
眠い
もう眠い以外の言葉考えられん
だって沢山動いた後に美味しいお弁当食べたやろ？
そんでもって今日は春の陽射しが心地良いやろ？
こんなん寝るしかないやんか
「指されそうになったら起こしてや…」
「無理、俺も寝る」
「…ほぉか」
侑に突っ込む余裕もないくらいには眠かった
ああもうええわ、今日の午後の授業は棄てよ…
ノートは友達に見せてもらえばええわ
5限は苦手な地理の授業
普段は頭を目一杯使って理解しようとするけど
今日はダメだ
「今はまだ時期が早いけど、夏んなると星がなぁ…」
おじいちゃん先生の声も眠気に拍車をかけてくる
ああもうホンマにもうダメや、意識ぐらぐらするし多分もう落ちてまう
最後に視界に入ったのは黒板を睨む侑の横顔だった
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作者名：観月
| 作成日時：2020年9月27日 9時
