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部屋を暗くして、小声でコソコソと話す
内容はバレーのことばかり
「それでその時に岩ちゃんがね、俺に頭突きしてきたの!」
「頭突きですか?!」
「鼻血出てさー、痛かったんだけど目が覚めたんだよね」
及川さんと岩泉さんの話が主で、私はずっと笑っていた
本当に仲が良くて、心の底から信頼していて、唯一無二の相棒なんだと痛感させられる
「天童くんと瀬見くんとは仲が良かったんだ?」
「はい、とっても!」
たまに私の話も上手く引き出してくれて、及川さんと話していると素の自分がずっと表に出ている気がする
弱音も本音も、隠さないで言えてしまうのが不思議だ
「にしても、俺のセッターだ、なんて牛島は欲張りだね」
「昔から、ずっとああなんです」
「でもアイツは嘘つくようなやつじゃない。きっと本当にAちゃんのトスが欲しいんだと思う」
「…私にはもう力不足です。若には仲間がいるし、あの人は世界に出る人だから」
少し声を落とした私に、及川さんは意外な言葉をくれた
「及川さんも世界に出ようと思ってるんだけど、Aちゃんにトス上げてみたいし、上げてもらいたいんだけどなー」
「…え?」
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観月(プロフ) - アキさん» 大丈夫ですありがとうございます!!!そう言っていただけるともっと更新頑張れます…! 本当にありがとうございます!! (2020年10月7日 20時) (レス) id: d67a3f96a5 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - コメントさせてもらっても大丈夫でしょうか。このお話大好きで更新通知が来るたびワクワクしています^_^ありがとうございます (2020年10月7日 16時) (レス) id: 91cac48c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:観月 | 作成日時:2020年10月4日 17時