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「ん?」
「及川さんはどうしてこんなに優しくしてくれるんですか?」
ずっとずっと、寄り添ってくれていた及川さん
辛い時もそばにいてくれて、乗り越えさせてくれた
嬉しかったけど、どうしてここまでしてくれるのかわからなかった
「大事なマネージャーだし、個人的にそうしたいなって思ったから」
ニコ、と笑った及川さんには、それ以上聞けなかった
お礼を言って、また及川さんの胸に顔を埋める
「俺は牛島にはなれないけど、傍にいてあげることは出来るから。いつでも頼って」
上から落ちてくる優しい声色は私の心をまた安心させる
その声は先輩とかお兄ちゃんの雰囲気ではなくて
一人の人間として心から心配してくれているようなものだった
「及川さんといると、ほっとします」
「Aの心の拠り所になれるなら大歓迎だよ!」
「…本当に1週間止まっていくとかはやめてくださいね?」
「えっだめなの?」
いつもの会話に空気が和む
真剣な話も、こうやってふざけるような話も、及川さんとだからこんなに楽しい気がする
広い胸板に顔を擦り寄せると、優しく頭を撫でてくれた
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観月(プロフ) - アキさん» 大丈夫ですありがとうございます!!!そう言っていただけるともっと更新頑張れます…! 本当にありがとうございます!! (2020年10月7日 20時) (レス) id: d67a3f96a5 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - コメントさせてもらっても大丈夫でしょうか。このお話大好きで更新通知が来るたびワクワクしています^_^ありがとうございます (2020年10月7日 16時) (レス) id: 91cac48c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:観月 | 作成日時:2020年10月4日 17時