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「2人とも来てくれてありがとね!」
困惑する私を他所に、及川さんがそう言う
一体どういうこと…?
「可愛い後輩のためだからな、及川のためじゃねぇから勘違いすんなよ」
「俺もです。Aの名前が出なかったら来なかったんで」
「うんうん、及川さんに冷たい感じ相変わらずだね!!」
話の読めない私はただただ3人の会話を聞いていることしか出来ない
岩泉さんと国見は部活の格好に着替えに行った
「あ、あの…」
「どうせなら2対2、やりたいと思って!」
「え?」
なんとなく事情のわかってる岩泉さんと国見なら、呼んでも問題ないだろうってことで、昨日のうちに連絡をとってくれていたらしい
マンツーマンも終わり、今度はサーブのアップに入る
サーブは特に好きだ
真っ直ぐ腕を伸ばして、ネットの先を見る
落ち着いて高く上げたサーブトスはいい感じ
助走をつけて跳ぶ
昔は使い物にならなかったジャンプサーブは、精度もよく
何も怖がることの無い私にはもう遠慮なんかする必要はなかった
「ジャンプ、打てるんだ」
隣の及川さんがぽかんとしている
女子で打つのは少ないもんね
「ジャンフロも、普通のも打てますよ!」
「…いいじゃん、燃えてきた!」
支度のできた岩泉さんと国見が、体育館に戻ってきた
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観月(プロフ) - アキさん» 大丈夫ですありがとうございます!!!そう言っていただけるともっと更新頑張れます…! 本当にありがとうございます!! (2020年10月7日 20時) (レス) id: d67a3f96a5 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - コメントさせてもらっても大丈夫でしょうか。このお話大好きで更新通知が来るたびワクワクしています^_^ありがとうございます (2020年10月7日 16時) (レス) id: 91cac48c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:観月 | 作成日時:2020年10月4日 17時