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「…及川さんの、彼女かぁ」
ベッドに入ったはいいものの、眠りにつけるわけなくて
ゴロゴロ転がったり、本棚から漫画を抜き取って読んだり、動画を見たり
何をしていても落ち着かない
それにしても、まさか自分があんなふうに告白してしまうなんて
及川さんのあの煮え切らない態度も初めて見た
でも、少しなよなよしているところも及川さんらしいな、なんて
いつからこんなに惹かれていたのかな
何かと気遣ってくれて優しい及川さんに何度助けられたことだろう
幸せに浸る私は、いつの間にか眠ってしまった
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「おはよう!」
「おはようございます!」
朝、久々に迎えに来てくれた及川さん
…岩泉さんがいない
及川さん曰く、気を遣って別に登校するようにするらしい
なんだか申し訳ない…
「私、及川さんと岩泉さんの仲を邪魔したくないです」
「ん?」
「恋人は何人も作れますけど、あれだけの友達は一生宝物になると思うんです」
私の意図を汲み取ってくれた及川さんは、じゃあ学校行ったら伝えておくね、と笑ってくれた
及川さんと2人なのはもちろん嬉しい
けど、私はもう3人での登下校が大好きなのだ
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観月(プロフ) - アキさん» 大丈夫ですありがとうございます!!!そう言っていただけるともっと更新頑張れます…! 本当にありがとうございます!! (2020年10月7日 20時) (レス) id: d67a3f96a5 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - コメントさせてもらっても大丈夫でしょうか。このお話大好きで更新通知が来るたびワクワクしています^_^ありがとうございます (2020年10月7日 16時) (レス) id: 91cac48c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:観月 | 作成日時:2020年10月4日 17時