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白鳥沢との練習試合、か
正直あまり関わりたくないところではある
この間バレなかったからと言って明日が無事とは言いきれない
おそらく大丈夫だと思うけど
視界に入り込んできたバレーボールを手に取って、直上オーバーハンドパス
コート内でないと、あまりコントロールが上手くいかない
ぎこちなさは多少残るものの、私の体の軸はブレなかった
それにも飽きて、スマホをぼーっと見る
最近のトレンドや流行りを見て、これもどうせすぐに忘れられるんだろうなと同情した
ただ、検索する話題はバレーボール関連のことばかり
無心で読んでいくうちにいつも時間を忘れてしまうから、時計を見つつ記事を読み進める
「…バレーしたい」
私の口から零れた言葉はただの我儘で本音
チームに入ったらまた、苦しい思いをするのは自分
わかっている
最初は歓迎してくれても、嫉妬心は徐々に降り積もっていく
「いっそのこと青城のみんなに混ぜてもらうとか？」
1人で呟いて笑ってしまう
そんなこと、出来るわけないのに
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作者名：観月
| 作成日時：2020年9月27日 21時
