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「じゃあAちゃん、ゆっくり身体休めてね」
「はい! お疲れ様でした」
及川さん、岩泉さんと別れる
鍵を開けて家の中に入った
もうくったくたどころじゃない
体力的に疲れたのはもちろんのこと、ずっと精神的にもキツかったから…
こうなることを予想して夜ご飯を作り置きした私、偉い
汗と疲れを一緒に流すようにお風呂に入って、テレビの音を聞きながらご飯を食べた
課題も特になく、心に余裕をもってベッドに寝転ぶ
ふと、部屋の隅のバレーボールが視界に入った
おもむろに手に取り…
「…はは、下手くそ」
座りながらオーバーハンドパス
軌道の安定しない直上パスに自嘲が零れる
天才だの、怪童だの
「…なんで、若にだけ」
私のその呟きは夜の空気に溶けていった
にしても、英太も覚も何一つ変わってなくてびっくりした
顕著に変わったことといえば体格と身長くらい
中身や顔や話し方は幼い頃と変わらないまま
…若も、変わっていなかった
やっぱり、嫌いだ
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作者名:観月 | 作成日時:2020年9月20日 14時