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「赤葦先輩っ!!」

「ん?」


テスト明け
久々の部活
赤葦先輩を見つけて一目散に走っていく


「テスト、めっちゃ出来ました!!!」

「ほんと?」

「だって問題文理解出来ましたもん!!」

「えーっと、答えは」

「書けました!!」


赤葦先輩に教えてもらったところが全部出て
先輩は出そうなところを重点的に教えてくれていたのか、もはや答えを暗記しかけていた私は今までにないくらい手が動いた

赤点はきっとない、はず…


「なら良かった。またわかんないとこあったらおいで」

「よろしくお願いします!」


赤葦先輩と更衣室前で別れて、部屋に入ると既に雪絵先輩とかおり先輩が着替えていた


「こんにちは!」

「よっ、今日も元気だね!」


こんなこと言うのもなんだが、私はこの2人の先輩方が大好きなのだ
本当の妹みたいに可愛がってくれるし、私も本当の姉のように慕っているし


「それにAちゃんは赤葦のこと大好きだね〜」

「ゆ、雪絵先輩…!」


恋愛相談に乗ってもらっているのもあるかもしれないけど
なんだかんだ冷やかされることも多い


「仲良くていいんじゃない?」

「赤葦もAちゃんのことすごい可愛がってるしね」

「早くくっついて欲しいわほんと」

「は、恥ずかしいので…勘弁してください…」



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作者名:観月 | 作成日時:2020年8月14日 15時

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